3. 2015年12月26日 13:37:13 : G13fRtS6lg : Sq39sBMAgw0[1]
アムネスティの人道や人権の旗印は、戦争にあっても国際法は遵守すべきだという国際法を基調としたものである。
ところがアムネスティはアメリカのシリア空爆が国際法違反であるという、基本中の基本すら指摘も批判しなかった。
ここで振り返って、アメリカのシリア空爆がなぜ国際法違反なのかを書いておく。
そもそもISへの空爆はイラク軍の支援のため、イラクとアメリカの条約に基づいて行われた集団的自衛権の行使である。
それはいうまでもなくイラク国内に限定され、イラクの主権の及ばない国への空爆は侵略行為であり、アムネスティはまずなにをおいてもアメリカの行為を非難しなくてはいけない。
ロシアの空爆はアサドやプーチンが嫌いであろうがなんであろうが、主権国家の政府が同盟を組んだ相手国に要請した国連憲章に照らしてもまったく批判されることのない、正当な集団的自衛権の行使である。
アムネスティはロシアの空爆は非難するが、それより一年も前から空爆を始めたアメリカの空爆についてはほとんど言及していない。
ダイナモという男はこのようなアムネスティの国際法無視の欺瞞を指摘すると、アメリカのシリア空爆に際しては主権を侵害されたアサド政権が、アメリカに対し抗議も批判もしていないから別になんの問題もないと開き直った。
しかし、前述したようにアメリカのシリア空爆は侵略行為であり主権を侵害された国の政府が抗議していないから許されるという理屈は、アムネスティとアメリカをなんとしても擁護したいから無理強いした暴論でしかない。
またダイナモはアメリカの空爆は精密誘導ミサイルによって標的をしっかり攻撃しているが、ロシアの空爆は高高度からの無誘導爆弾を使用した「絨毯爆撃」だから民間に被害が出て当然だと、ロシアも精密誘導ミサイルを多数使用している事実を無視して言葉を繕った。
このようにアムネスティとアメリカを極端に擁護することに血眼になって、プーチンとアサド憎しのために言葉を弄し事実を捻じ曲げるダイナモは、その心性がネトウヨらと同等の卑しい男である。
まったくもって見苦しい男である。