3. 2016年10月06日 17:32:32 : ocgre3ka2E : Snj@U3druWM[1]
資本論は分厚過ぎて読みこなせまいと謙虚に自分の読書能力を分析して
ペラペラの「賃労働と資本」を読みましたが、これでもなかなか手強く
十分に理解したとは言えないのですが、そこに描写された嗚呼かわいそうな
欧州の工場労働者たちよ、かれらは食事と休養による個体の労働力の再生産と、
労働力の再生産しか許されていないのである
後者の労働力の再生産とはすなわち結婚してセックスして子供を作り、その子を
労働者として資本の道具として売り飛ばすということです
ひるがえって21世紀の極東のjapanですが、奇怪な和歌山の下駄屋の工作により
後者の労働力の再生産すら許されない事態となり、その点を見れば19世紀欧州
マニュファクチュア奴隷労働者よりも悲惨な現状です
このように悲劇的な事態にもかかわらず、24時間死ぬまで働けと命じられれば、
働くことも死ぬことも静かに無言で拒否して、消費しないことで応えるという、
誰が先導してそうさせたわけでもなく、しなやかでしたたかな非暴力・不服従の
抵抗は痛快でもあり、また頼もしくも思うこの頃であります
http://www.asyura2.com/16/cult16/msg/823.html#c3