答えは、簡単。社会を構成する人々に愛が無いから。

今の社会は、学歴偏重、知性偏重社会といえる。

頭が良いことや知識がたくさんあることは、決して悪いことではない。

そういう人々がいなければ、科学技術が発達して、現在の様な便利な社会には、
なっていない。

だが、科学技術の進歩に伴い、人々に愛が無い為に、様々弊害も現れている。

自然破壊や公害、原発、殺人兵器の開発等など。

それは、理系に限ったことではない。

例えば、裁判官。

彼らの世界も、学歴偏重世界だ。

結果、どうだろう。

冤罪が絶えないことからも分かる様に、無茶苦茶な判決が横行している。

原発再稼働差し止め訴訟で、住民である原告の訴えを認めた裁判官が左遷
させられてしまう。

官僚にしても同じ。

この世界も学歴偏重だが、日本を貧しくしている元凶であり、
天下りなど、腐敗していて、税金ドロボー状態である。

では、何故、世の中には、これ程までに、愛のない人間が多いのだろう？

数は少ないが、この阿修羅住民のように愛のある人々もいる。

愛のある人々が増えれば、世界はもっと良くなる筈だ。

愛のない人間は、元々、愛が無かったのか？

愛のある人間は、元々、愛があったのか？

これらは、生来のものなのか？

もし、生来のものであれば、どうしようもないではないか、ということになる。

結論から言うと、これは生来のものではない。

成長に伴う体験に依るものなのだ。

例えば、産婦人科で産まれると、産まれて直ぐに母親から離される。

この時、赤ちゃんは、恐怖の中にいる。

赤ちゃんは、ギャーギャー泣いているが、赤ちゃんは泣くものだからではなく、
ギャーギャーの中に、恐怖の感情を感じられなければならない。

が、今の医者には、感性が貧しい故に分からない。

その恐怖感は、赤ちゃんの無意識の中に、トラウマとなって長く残って行く。

人生で経験する恐怖にしても、不安にしても、怒りにしても、多くのネガティヴ感情
は、マインドの無意識の層に蓄積されて行く。

過剰なストレス体験は、神経症や精神異常や肉体的病気までも引き起こす。

病気にまで至らなくとも、人間の中に、欲求不満や異常な性欲、
他者への攻撃性、暴力性を作り出している。

このように、現代社会には、愛のない人間を作り出す要素がいっぱいだ。

産まれて直ぐに、愛のない人間を作り出すシステムが構築されているのである。

ということで、現代人はストレス過剰状態ゆえに、
愛のない人間になってしまったと言える。

俺って、子供の頃は、もっと思いやりがあって、愛情深かったたよなぁ、
っていう人もいる筈である。

どうして、こんな冷酷になっちまったんだろう、という人もいるだろう。

原因の多くは、成長過程で体験するストレスにある。

ということで、その心身に蓄積されたネガティヴなチャージを取り除けば、
子供の頃の無垢な輝きを取り戻すことができると言える。

今の世の中には、その為のメソッドやシステムがたくさん提供されているので、
試してみることをお勧めする。

http://www.asyura2.com/15/cult15/msg/577.html#c25