15. taked4700[4765] dGFrZWQ0NzAw 2016年1月01日 19:03:04 : slqM2bfZN6 : RE238v_GXlI[1]
>>09
>今度の予算案では国債費(利払い費)が23兆円ということですが、もし現在0.27%の国債が暴落して1%くらいになったとしたら、その23兆円の3倍を超える予算が必要になってきて、税収を超えるものとなってしまいますからね。
「現在0.27%の国債」の意味がこれでは分かりにくいと思います。利率と利回りの関係を言わないと。
現在0.27%の国債は利率であり、その国債が5年国債なら5年後の償還日に付く利子の金額を表しています。発行時に固定され、ずっと償還までその利率です。
利回りとは国債そのものを商品として売買するため、その売買価格と償還時の金額とを比べた利回りのこと。つまり、額面10万円の国債があり、利率1%なら、一年で1000円の利子が付き、5年国債なら基本的に5000円程度の利子が付きます。つまり、10万5000円になるわけです。
ところが、物価上昇が2%あるとすると、その10万円の国債を持っているよりも、その分の現金で今必要なものを買ったほうが有利になります。つまり、今10万円のものは1年で2%値上がりするわけで5年後には11万円程度になるからです。
ただ、物価上昇は未来のことであり、実際にどのぐらい物価が上がるかは分かりませんし、却って物価が下落するかもしれないため、額面10万円の国債の取引価格は95000円とかになるのです。この時、95000円の国債は満期になれば10万5000円ですから、この時の利回りは1%よりも大きくなります。10万円が10万5000円になるのが1%の利率ですから、95000円が10万5000円になれば利子は大きくなるからです。
発行時の利率は、発行直前に買い手がどのぐらいの利回りで取引をしているかを見て決めるということです。
つまり利回りが大きくなるとは、流通時の価値が下がっていると言うことで、価値の下がったものを新たに発行するためには利率を高く設定しないと買ってもらえなくなるのです。
そのため、今後インフレ率が上がれば、国債費が増加してしまうのは明らかですね。ヘタをしたら、国債費だけで税収分以上になる可能性もあります。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/298648.html のページの最後の回答が多分参考になります。
http://www.asyura2.com/15/senkyo198/msg/901.html#c15