29. ピッコ[986] g3ODYoNS 2016年3月03日 09:34:13 : IWW5RvThom : QabUQ0ugg9A[1]
>18. 『財政破綻』を避けるための最大の原資(税金の無駄使い)は「増税」ではなく、一般会計よりも巨額の国民の目を通さないで使える「特別会計」にこそ求めなければならない。
「特別会計」については高橋洋一がよく言うことで、それについて大前研一がコメントしていますので下にコピペしておきます。 ご参考までに。 民主党も、政権に就いた時にこの「特別会計」に期待していたけれど、調べてみると実は思うように使うことができないものであることがわかり、財政再建には結局「消費税増税」という方向に向かわらざる終えなかった、みたいなことを聞いた覚えがあります。 大前研一は下の文で、その財務省が握っている「特別会計」というものを実際に使うことになった時にマーケットがどう判断するかが重要だと言っています。 つまり、この「特別会計」に手を付けることによって「日本は財政が危機的なのではないか」とマーケットが判断して、国債が大暴落する危険があるということだと思います。 これといった資源もなく国土も狭い日本は、工業製品を世界に輸出して豊かな暮らしを維持しています。 もちろん軍事力もありません。 そういう「吹けば飛ぶような」ちっちゃな国にとっては、お金が命なのです。 つまり、特別会計は「ちっちゃな国日本」が世界に存在感を示すための「担保金」みたいなものなのではないでしょうか。 だから手が付けられないのかもしれませんね。 小沢さんは「日本にはいくらでもお金がある」と言っていましたよね。 それじゃ、自分でそれを見つけて「ほら、この金を使えばいいんだよ」と私たちに見せてほしいものだと思います。 それもしない、できないくせに甘いことばかり言うのが小沢さん。 何年たっても支持率が0.1,2パーセントどまりの理由がよくわかります。
私は以前から高橋洋一氏のことを知っています。「財務省が握っている特別会計がある」
「いざというときのリザーブになっている」と、高橋氏は20数年間ずっと同じことを主張し
続けています。しかしながら、その間一度も、指摘している資産が借金返済に使われたことは
ありません。国が強い意識を持って、財務省が握っているものを丸裸にして国の借金返済に
自由に使えるのならいいのですが、結局のところ「使えなければ意味がない」のです。死ぬときに
「貯金はいっぱいあるけどもっと使っておけばよかった」というのと同じです。そして重要なのは
マーケットがどう見るか、ということです。「資産があります」と言われても、それを引っ張りだす
ことができず使えないのであれば、役に立たないものとマーケットは判断します。だからこそ、日本
の国の格付けも落ちていくわけです。もし「いざというとき」のための資産だというなら、それを使う
ルールを法律で定めるべきだと私は思います。「格付けがここまで落ちそうになったら、これだけの
資産を取り崩して借金返済に充てる」ということを決めて、格付けが落ちないようにすべきです。
高橋氏の話は「ウケ」がいいのは間違いないと思いますが、結局のところ20数年間、リザーブの資産
を引っ張りだすことができていないのも事実です。それが実現できなければ、どれだけ「実は、資産が
あって換金できる」と言われても机上の空論に過ぎません。マーケットがどう判断するか、
ここに焦点をあてるべきだと思います。 [大前研一]
http://www.asyura2.com/16/senkyo202/msg/191.html#c29