13. taked4700[5746] dGFrZWQ0NzAw 2016年10月28日 21:54:06 : KVXliOjhNw : QI7elS38beU[1]
>>12
>>11.:トリチウムは地上にタンクで保管していてもしょうがないので環境中に出した方が結局は安全になる
>この根拠は?
>この論法なら、放射性物質は隔離するより野放しの方が安全ということになります。
>>11.:薄めて環境中に分散させるしかない
>海洋投棄、大気中への放出
>この時に希釈する科学的な意味はありません。
>Hot-spotの危険を減少させるというだけ。
放射性物質がどの程度実質的に危険かどうかという点が問題だと思います。例えば、数グラム程度であっても放射性ウランとかプルトニウムがあれば、その近くにいる人は相当程度に被ばくして健康被害が確実に出ます。その意味で、野放しはできません。しかし、放射性ウランでもプルトニウムでも、原子レベルでばらして、1立方メートル当たり数個の原子しかない状態にまで希釈できるなら、それは実質的に健康被害を起こさないと言っていいと思います。
基本的に、希釈か集中かという問題は、健康被害を考えるときに重要です。100度のお湯でも、0.1cc程度しかなければ、それで火傷をすることはまずありません。しかし、100度のお湯が1リットルあれば、それで火傷をすることは当然でしょう。
http://www.sting-wl.com/yagasakikatsuma11.html
福島原発事故の真実と放射能健康被害★
【死せる水トリチウム】三重水素の恐怖の正体とは?矢ヶ崎克馬教授
という記事があります。この記事で、東京電力の資料が使われていますが、カリウム40と同じく、トリチウムも分散して存在すると言うことは、全く指摘されていません。東電の資料でも、その安全性の根拠として挙げられているのは、次の通りの様子です。
(*以下引用:)
トリチウムの特性とは一般的に以下のとおり
○化学上の形態は、主に水として存在し、私たちの飲む水道水にも含まれています
○ろ過や脱塩、蒸留を行なっても普通の水素と分離することが難しい
○半減期は12.3年、食品用ラップでも防げる極めて弱いエネルギー(0.0186MeV)
のベータ線しか出さない
○水として存在するので人体にも魚介類にも殆ど留まらず排出される
○セシウム-134、137に比べ、単位Bqあたりの被ばく線量(mSv)は約1,000分の1
(*以上引用終わり)
これとても奇妙です。カリウム40と同じく、原子単位で分散して存在していれば安全なのだということが全く無視されています。
少なくとも、二つの狙いがあるようです。
1.カリウム40が人体には数千ベクレル存在しているので、セシウムなどが数百とか千ベクレル程度あっても安全だという主張をするために、分散か集中かということを言わない。
2.セシウムなどが、「原爆あるいは原子炉から放出された放射性物質は高温になるプロセスを経ているので微粒子を形成する」ため、その微粒子が問題であることを隠す。
しかし、だからと言って、福島第一原発事故でトリチウム水を貯め込む必要はなかったはずで、現状のように大量にため込んでいることは何らかの意図があってのことだと思います。もちろん、東電が何らかの意図を持ってため込んでいると言うことではなく、世界的な世論操作をする勢力の意図でしょう。
福島第一原発事故で隠されていることは数多くあります。例えば、除染の危険手当とか、原発作業員の方の日当、地震当日現場にいた方の証言などなど、かなり強引にいろいろなことを隠してきたわけで、トリチウム水について、世界的に垂れ流しだから大丈夫だと言って垂れ流しを強行してこなかったことがとても疑問です。
ほぼ確実に起こるのは、大規模な事故でトリチウム水が環境中に漏れて、東電が非難されることでしょう。実質的な害はあまりなく、本来なら、現状でも原子炉建屋から日常的に大気中に出ているはずのいろいろな放射性物質の方が問題なのですが、何らかの世論操作が狙われている可能性があります。