6. 2016年3月17日 11:02:29 : L13iKFJFi7 : QGv0duifIPs[1]
個別、具体的な主張を掲載すると、反論されるから、萎縮して、この程度のツイートの羅列になる。
報ステでの、2つの主張を並べてみる。
>古舘 チェルノブイリの場合にですね、あの原発事故当時チェルノブイリ周辺で0〜5歳までの小さなお子さんに甲状腺がんが多発したんだと。福島の場合は原発事故時、0〜5歳の小さなお子さんには今の所発症が一例も見られていない、従って、因果関係はないであろうというこの考え方に対しても、やはりはなはだ疑問です。
>高村昇長崎大学原爆後障害医療研究所教授 「福島でこれまで、事故当時0歳から5歳の人で、甲状腺がんを発症した人はいらっしゃいません。
特にチェルノブイリでは、事故当時0〜3歳、或いは0〜5歳といった非常に若い世代で甲状腺がんが多発した
結論から先に言うと、これは、古舘氏の方が正しい。
高村教授に、主張の裏付けとなるデータがあるならば、それを出すべきだ。
何回も、同じようなコメントをしているが、ベラルーシにおける、チェルノブイリ原発事故当時、0−20歳までの年代で、2002年までに、甲状腺癌を発症した、事故当時5歳以下の子どもたちは、全体のわずか0.71%、8人にすぎない。
最近、サンデー毎日の記事を読んだ。
>「ロシア政府報告書」驚愕の全貌 フクシマ小児甲状腺がんはチェルノブイリ被曝と符合する!
・・・・「チェルノブイリ原発事故以前、甲状腺がんの検出件数は平均で1年あたり102件で、最少年間件数は1984年の78件。それが87年には著しく増加し、169件に達した」 ・・・・・
発症した年齢層に関する記載にも相違がある。チェルノブイリで事故当時5歳以下の層に患者が増加したのは確かだが、それが明らかになったのは事故から10年以上経(た)ってからで、事故直後にまず目立って増え始めたのは、むしろ事故当時15〜19歳の層や、20歳以上の層であることを報告書は記載している。これはウクライナ政府報告書の記載もほぼ同様なのだという。
http://mainichi.jp/sunday/articles/20160311/org/00m/040/014000d
ロシア政府の報告書は、以下のもの。
>Российский национальный доклад
25 ЛЕТ ЧЕРНОБЫЛЬСКОЙ АВАРИИ
Итоги и перспективы преодоления ее последствий в России 1986―2011
http://www.atomic-energy.ru/files/books/chernobyl_25.pdf#page=45
この内、“Рис. 4.5 Заболеваемость РЩЖ в различных возрастных гру>>pх в Брянской,Калужской,Тульской и Орловской областях с 1986 по 2006 гг.”のグラフを見てほしい。
このグラフは、0−14歳、15−19歳、20歳以上の年齢別の甲状腺癌の発生率の推移を1986−2006年に渡ってみたものだ。
ー■ー 0−14歳(黄色いグラフ)
ー●ー 15−19歳(黒いグラフ)
ー◇ー 20歳以上(青いグラフ)
0−14歳の甲状腺癌の発生率は、1994年になって増加していることが分かる。
高村教授は、その主張が錯誤で捏造でないとしたならば、是非、根拠となるデータを示すべきだ。
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/320.html#c6