11. 母系社会[1243] leqMbo7Qie8 2016年11月08日 18:32:16 : bVfbPdpYYU : P1SmRNaQZWw[1]
>>10さん
>残念ながら 中国共産党軍(八路軍)は、日中戦争の途中から大規模に
>参戦しておりますしかもその戦い方は 国民党軍よりも“かなりえげつない
>戦い方”だったのです
●10さんは家で寝ている時、いきなり刃物を持った強盗に襲われても、「過剰防衛」で強盗を必要以上に傷つけないように配慮しながら戦える冷静な方なのでしょう。立派と言う他ありません。
私なら、とにかく可能な手段で戦うだけですから、「過剰防衛」で強盗を殺してしまう場合もあるし、場合によっては殺した後も、家族が強盗に傷つけられていたりしたら憎悪を爆発させて、強盗をバラバラに切り刻むかもしれませんね。
他人の家に忍び込んだ窃盗犯が、家人に見つかってしまい、殴られてケガをしたら、「俺は単なる物取りで、人を傷つける気はなかったのに、殴った」などと家人を非難しても誰も認めないでしょう。ですから、単なる物取り=窃盗犯も、強盗と間違われるリスクを自覚すべきです。そもそも、中国に侵入した時点で、どのような目に会うか覚悟をすべきです。
●もし、日本に中国軍が攻めてきて、交渉やデモ、ストライキ、サボタージュなどの平和的な手段では解決できない、戦うしかないとなった場合、どのような手段で戦うかは、占領された側の日本人が決めることであって、侵略した中国側から「かなりえげつない戦い方」だとか、「残虐だ」とか言われる筋合いは全くありません。
他国を侵略する軍民は、ありとあらゆる残虐な方法で報復されることを覚悟しなければならないのです。中国では、1937年に日本軍の爆撃機が中国軍の訓練基地を誤爆する事件が起きて、その後、通州という町で日本軍守備隊が襲撃されて全滅し、日本の民間人も幼児や女性も含めて220〜260人ぐらいが強姦され惨殺される事件が起きたそうです。(日本側の情報しかない)
それで、良くこの事件をネトウヨは持ち出すのですが、この町は麻薬密売の町で、中国人から憎まれていたことは言いません。また、上海などの日本人居留地の腐敗堕落ぶりは半端ではなく、中国人が虐待されていたことも、日本では知られていません。もちろん、当時は日本人だけが残虐だったのではなく、中国人も欧米人も残虐でした。この件は下記の★へ
●日本がハワイで行った「真珠湾攻撃」のような<奇襲攻撃>も、卑怯と言えば、極めて「卑怯な戦い方」です。しかし、現代戦では奇襲に成功したら、そのまま勝利する場合が多いので、奇襲攻撃は当たり前になり、むしろ奇襲された方が「愚か」と評価されてしまいます。
太古の昔には、日本でも中国でも、戦う時には相手にも通告して、相手が戦う準備を完了するまで待ち、相互に名乗りを上げてから戦った。だから、<奇襲攻撃>などは、卑怯と見なされたので、絶対にしなかったわけです。ところが、最も効果的手段で戦うという「マキャベリズム」が戦争でも公認され、現代戦の時代が始まりました。物事の解釈の基準は歴史的・文化・社会的に変わります。
●アルジェアの独立戦争では、街で警備をしているフランス軍兵士に対して、いきなり爆弾を投げつけるなどの、明らかに<テロ>としか言いようがない手段が使われたので、同じアルジェリア人も巻き添えになりました。
と言うのは、おそれく、そのような方法でしか戦う方法が無かったからです。アルジェアは、1830年から1962年までフランスに占領され、その間には極めて過酷な弾圧が行われたために、一般のアルジェリア人は、独立のために戦う意思を完全に喪失していました。一般のアルジェリア人には、フランス兵が巨人のように見えたのでしょう。
そのような国内状況から、初期のアルジェリア独立派の人々は、ガンジーのような平和的手段での独立を目指したのですが、やがて武装闘争を志向した青年たちが誕生し、彼らは武装蜂起する前に、まず同じアルジェア人の平和派を数千人も皆殺しにし、平和派を文字通り一人も残さず根絶してから、武装蜂起したのです。
こうして独立派による爆弾闘争が始まり、フランス軍兵士が爆弾で吹き飛ばされる姿を見て、一般のアルジェリア人も、フランス軍兵士といえどアルジェリア人と同じ人間だと気づいたのです。それで、一般のアルジェリア人も独立戦争に参加するようになり、ついに1962年に独立しました。
武装闘争派の青年たちが、平和派の先人たちを皆殺しにした真の理由はわかりませんが、とにかく、欧米の帝国主義の脅威に晒されて日本でも、攘夷派と開国派が殺し合いをしたり、幕府軍と維新軍が殺し合いをしましたが、似たような悲劇がアルジェリアでも起きたわけです。
この時、資金不足の独立派には、制服など高価なものを準備する資金などありませんし、そもそも普段着で爆弾を投げつけ、そのまま民衆の中に逃げ込まないと逮捕されてしまうので、おそらく間違って逮捕されたアルジェリア人もいたでしょう。しかし、その方法でしか戦う方法が無いのです。
●それを、戦闘員とわかる制服や標章を付けていないとか言い、「ジュネーブ条約」や「ハーグ陸戦規定」違反で、国際法を守っていない便衣兵=不正規ゲリラだと言って、不正規ゲリラは裁判無しで殺しても良い、合法だと言うのが日本のアホなネトウヨです。
こうしたアホは、自分がゲリラとして戦う側に立った場合のことを想像しないで物事を判断するので、国際法がどうのと言うわけですが、そもそも、他国を侵略し、植民地や属国にすること自体が絶対的<悪>なのです。
植民地化戦争は絶対的<悪>ということを前提にしないのであれば、日本が中国やロシアから軍事侵略されても、ネトウヨは一般的な戦争と見なすのでしょう。そもそも、島国の日本には補給や休憩する後背地が無いので、制服を着てゲリラ戦などしたら、たちまち全滅です。バカバカしい限りです。万一、日本が占領され、平和的方法では無理となったら、日本人も便衣兵として戦うしか、他に方法がありません。
●日本と米国が、東アジアの支配権を争奪し合った太平洋戦争は、帝国主義国同士の戦争ですが、日本が中国に攻め込んだ戦争は、帝国主義国同士の戦争ではなく、日本が中国を日本の植民地にするための戦い=侵略戦争でしたから、同じ戦争でも全く異なる戦争でした。
そもそも、戦争は<絶対悪>ですから、国際法で戦争ルールなど決める方が狂っているのです。つまり、国際法でルールなど決めたら、ルールを守っている限り、合法戦争=正当な戦争と化すからです。
★当時は日本人だけでなく、中国人も含めてアジア全体に「野蛮」や「残虐」が満ちていたのではないかと思います。これは、アジアでは「人類」(人間)という概念が希薄で、全て「生類」とカテゴライズされていたことが原因ではないかという説があります。
つまり、全ての生物が「生類」と見なされると、人間と動物・虫や菌の差が無くなるわけで、人間が特別視されなくなり、下位の人間は動物と差が無くなるわけです。
これが、一方では、仏教や「動物に襲われたときにも動物を傷付けてはいけない」というジャイナ教のように「極端に殺生を嫌う」というアジアの良い面も産み出すのですが、一方では、インドの「カースト制度」や日本の「部落問題」のように、下位の人間と見なされると、家畜との差が無くなってしまうわけです。
もちろん、等位同士の場合は相互にヒューマンに振る舞うので、アジアでは、この落差が激しいわけです。それで、アジア人は誰に対しても「野蛮」や「残虐」に振る舞ったわけではなく、日本兵も日本に帰れば、やさしい普通の日本人に戻るので、アホなネトウヨは理解不能となり、皆ウソだ、反日日本人だと思うわけです。