15. 2016年10月02日 12:52:13 : abyiYhmEmk : OYSqaCllWaQ[1]
万世一系と男系。 記紀の面白そうな話。
日本神話・神社のまとめ （現代訳で記紀を読み比べできる）
http://nihonsinwa.com/
〇皇統の始祖・神武天皇は、ハイブリッド？
祖父の山幸彦と海神の娘・豊玉姫の子が、父のウガヤフキアエズ。 その父と
叔母の玉依姫（豊玉姫の妹）の第四子として生まれた。 豊玉姫は、鰐（或いは、
龍）である。 （父も鰐、子も鰐のハイブリッド。 サッカーの紋章で知られる３本
脚のカラス・八咫烏や尾のある土雲が出てくる）
〇応神天皇の父親は、誰？
（神功皇后は。戦前の小学校の教科書で事績を教えられた。 超有名な皇后）
神功皇后は、仲哀天皇の后。 仲哀天皇の父は、ヤマトタケル。
（ヤマトタケルは白鳥伝説で知られる。 古事記は、兄を八つ裂きにし、薦〈こも〉
に包んで厠に投げ捨て、その行状に父・景行天皇も恐れた子としている）
古事記は、神託で仲哀天皇が死亡し、神功皇后の胎内の子が天皇と預言した。
仲哀天皇が死亡する時に居合わせたのが、建内宿禰（武内宿禰）と神功皇后で、
仲哀天皇の殯の後に、建内宿禰は応神天皇の神託を受けた。
神託により天皇となる応神天皇は、神功皇后の三韓征伐の中、出産しそうになり、
出産を遅らせる月延石を腰につけ、九州・筑紫に帰国して、応神天皇を出産した。
（死亡の原因も実子かも不明、仲哀天皇の影が薄い。 諡号〈死後のおくりな〉の
とおり、あわれな天皇である。 諡号は、淡海三船によりつけられた）
〇継体天皇は、男系５世であるが、その間の系図が無い。
武烈天皇に子が無かった。 継いだのが、継体天皇。 系統は、景行天皇→
ヤマトタケル→神功皇后〈仲哀天皇〉→応神天皇で、その応神天皇の５世孫。
継体天皇の母は、垂仁天皇（景行天皇の父）の７世孫。 妃は武烈天皇の妹。
（男系天皇の皇女で正統としている。 今なら、大久保利通と麻生財務相。 薩摩
藩主・島津久光の玄孫（４世）が今上天皇。 久光の母親は、江戸・品川宿辺の
庶民の娘〈出自不明〉・お由羅。 皇位継承の５世は、記紀から出ているのかも。）
近世江戸の女性天皇は二人。 ウィキペデアで読める。
皇室典範は明治に創られた、その前の江戸時代は「禁中並公家諸法度」。
概略は、天子（天皇の呼称定着は明治中期から）の公務と儀式、天皇「制」の
序列。 跡継ぎの養子は、女系は認めない。 慣例は容認するが、仏教勢力と
結託しないことの明文化と思われる（反幕府の阻止）。
〇１０９代・明正天皇
「紫衣事件」で、１０８代・後水尾天皇が第二皇女の明正天皇に譲位。
後水尾天皇が法度に従わず紫衣を与えた。
〇１１７代・後桜町天皇
１１７代・後桜町天皇は、１１５代・桜町天皇（諱は昭仁〈てるひと〉）の第二皇女、
第一皇子が１１６代・桃園天皇。 桃園天皇の第一皇子が、１１８代・後桃園天皇
で、第一皇女一人となって、養子をとり１１９代・光格天皇となる（後桃園天皇の
一人娘である第一皇女が中宮） 養子により傍系（男系）に変わった。
光格天皇が、法度の序列に従わず実父に尊号を贈った。 「尊号一件」
二人の前に、重祚した称徳天皇（孝謙天皇）。 皇位を譲ろうとした天皇である。
称徳天皇よりも、道鏡が有名。 江戸時代は川柳ネタ、戦前は大悪人。
独身で天皇となった女性は生涯独身であった。 明治の皇室典範を基に伝統や
慣例が変えられたものもある。 今上天皇の国民統合の象徴とする憲法に即し、
また、民主主義が持つ基本的人権も同様であり、高齢となり本人が退位できる
条文を追加すべき。 女性天皇から女系天皇の子供の世襲ができると直す。
退位後の天皇皇后の待遇は、新たな条文が必要。 明治の皇室典範が終身
天皇としたのは、天皇を元首としたためであろう。 院政や摂関政治の歴史を
考慮すると天皇の（退位）譲位が、次の権力をとることになる。 幕府の法度は、
権力が幕府にあるから譲位の条文はいらない。 しかし、明治と同じ自民党案の
元首では、生前退位の条文追加は記紀や歴史が示す通り権力抗争の芽をはらむ。
見ようによっては、今がその状態かもしれない。 ただ、天皇同情論や感情論では、
政権や権威、有識者のもっと大きな声が空気となると、国民感情もかき消される。
http://www.asyura2.com/16/senkyo213/msg/637.html#c15
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。