3. 2016年10月16日 09:02:16 : flSHsmPuWk : O2PwU8@v@j8[1]
国連はスーダン政府軍に信頼されてない。
なぜ国連PKOに欧米でなく、中国の軍隊が派遣されているか?
それは中国とアフリカ諸国との外交が濃密で、中国大使館がアフリカ諸国のほとんどに置いてあり、欧米のように力でアフリカを支配分断してこなかったからである。
アフリカにおける中国への信頼は、国際音痴の日本人の知る由もない。
ゆえに負の歴史を背負っている欧米は、スーダンに軍隊を派遣したがらない。
話しは変わるが北朝鮮もアフリカ諸国と外交が活発であり、国連非常任理事国のアフリカ票を握っている。
これも中国と同じ理由である。
しかし、スーダンの情勢は中国のような親アフリカの姿勢を持つ大国でも統轄しているのが国連であり、国連自体が中立を保っていないと政府軍から見なされている以上、中国軍が主体の国連PKOでも現地で攻撃を受ける。
国連PKOはこれまでの内戦紛争地域の国民や市民の安全を守る治安警察活動からより踏み込んで、敵対する勢力主体のいずれかが政府側であれ反政府側であれ、国民や市民の安全を守るためには自ら武力を用いて排除し制する軍隊活動に方針が変わった。
従って国連は時と場合により、主権国(内戦でも政府は生きている場合)であっても現地の司令官の自主的判断によって攻撃してよいということになった。
これをブラヒミ提案という。
したがって南スーダンに派遣されている国連PKOは中立を守る部隊ではないと考える必要があり、ということは日本の自衛隊なら「なお攻撃受けやすい、内戦に巻も込まれる」と考えるのが妥当であり、安倍が力説する自衛隊を海外に出すための改正自衛隊法のPKO五原則は最初から要件を満たしていないということになる。
デジタル大辞泉の解説
ピーケーオー‐ごげんそく【PKO五原則】
自衛隊がPKO(国連平和維持活動)に参加する際の条件。(1)紛争当事者間で停戦合意が成立していること、(2)当該地域の属する国を含む紛争当事者がPKOおよび日本の参加に同意していること、(3)中立的立場を厳守すること、(4)上記の基本方針のいずれかが満たされない場合には部隊を撤収できること、(5)武器の使用は要員の生命等の防護のために必要な最小限のものに限られること、の5項目で、それぞれPKO協力法に盛り込まれている。PKO参加五原則。
https://kotobank.jp/word/PKO%E4%BA%94%E5%8E%9F%E5%89%87-607958