20. 2016年2月01日 21:41:43 : 8eEOWihpNI : Nyikosewa14[1]
戦後だがかなりむかしのはなし。
田舎のお祖父さんの家に近所のお祖父さんがよくお茶飲みに来ていた。
そのお祖父さんの一人息子は、戦前、志願して軍隊に入ったが、そのきっかけは、教師やまわりの大人達の薦めだったらしい。本人は聖戦に参加すべく意気に燃えて入隊したのだろう。
しかし、その後、近所の知人が面会に出かけ、会ったところ、かなり落ち込んだ様子で、志願などするんではなかったと後悔していたという。日本の軍隊では、初年兵いじめがきわめて激しく、そのことで軍隊とはどんなところかを知ったということである。
その後、その息子は戦死してしまったが、そのお祖父さんは、わが息子がいじめられたあげく戦死してしまったことに話がおよぶと、感極まって涙を流してしまうのであった。
このような話は、戦後間もない頃は、日本中どこにでもあったことと思うが、戦後70年も経つと、忘れ去られて、ふたたび、そのような悲劇を繰り返そうとしている。
「自衛官応募半減」は、前々から予想されていたことであるが、やはりという感じである。若者達は敏感に感じ取っている(そんなことをするために生まれてきたのではない)。
そのような消極的な拒否から進んで、積極的に国に戦争をさせないようにすることがいまこそ求められている。このまま進めば、反対などさせず、兵役拒否などもってのほか、という風潮が蔓延するだろう。そのような雰囲気づくりは、日本では伝統的に大得意である。そのようになってからでは遅い。
ところで、軍隊内のいじめは、過去のものでは決してなく、いまの自衛隊に綿々と受け継がれている日本の「偉大な」伝統であることを忘れるべきではない。
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