9. 2016年6月06日 11:35:01 : PmEcML0yEk : LXX01SBwhks[1]
<沖縄県議選>「これが民意」反基地訴え知事与党大勝
毎日新聞 6月6日(月)10時15分配信
米軍普天間飛行場の県内移設計画を巡って政府と対立する翁長(おなが)県政の今後を占う沖縄県議選は5日投開票され、翁長雄志知事を支持する勢力が大勝した。告示直前に起きた、米軍属が関与したとみられる遺体遺棄事件も選挙結果に影響した。投開票日当日には米兵が飲酒運転で逮捕され、県民の「反基地感情」はますます高まっている。【川上珠実、佐野格、平川昌範】
「うるま市の事件で亡くなった女性の死を無駄にしないという決意の1票を『知事会派の議席に』と訴えて結果につながった。沖縄が置かれている不平等な状態を全力で日米両政府に訴え、現状を打開したい」。知事与党系候補の一人で、那覇市・南部離島区で当選した地域政党・沖縄社会大衆党の比嘉京子氏は支持者らの祝福を受けた後、厳粛な表情で振り返った。
沖縄市区で当選した、同じく知事与党系候補で社民党の仲村未央氏は「移設反対を貫く翁長知事への評価がストレートに出た。事件への怒りだけでなく、移設反対の民意を無視し、事件が起きても沖縄が要求する日米地位協定の改定をはねつける政府への不信感が背景にある」と語る。
普天間飛行場の名護市辺野古への移設推進の現職を大差で破って2014年に当選した翁長知事だが、今年1月の宜野湾市長選では、自ら推した新人候補が政府が支援した現職に大差で敗れた。今回、県議会で支持勢力が過半数を割れば県政運営そのものが不安定になりかねず、告示前から積極的に与党系候補の応援に奔走した。
結果的に、知事与党は、普天間飛行場を抱える宜野湾市、米軍嘉手納基地のある沖縄市など基地所在の市町村で、複数の当選者を出して圧勝した。沖縄社会大衆党の大城一馬氏(島尻・南城市区)は「宜野湾市長選で負けたことで『オール沖縄は崩れたのではないか』という声もあったが、そうではないということを示せたことが大きい」と力強く話した。
一方、知事支持勢力の過半数割れを狙った県政野党の自民は全体として得票が思うように伸びず、厳しい戦いに。県議選に出馬せず勇退した県連幹事長の具志孝助氏は、後継指名した仲村家治氏の落選を那覇市の事務所で見届けた後、「うるまの事件がストレートに影響した」とうなだれた。
具志氏はさらに「これだけの基地負担を強いられてきて、負担の軽減を言ってきたが、なかなか実行できず、国政与党として責任を問われたのかと思う。(参院選に向けて)厳しい結果が出たので、早急に総括して立て直したい」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160606-00000009-mai-pol
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/320.html#c9