2. 2016年8月27日 13:00:27 : kVOBaWq8Mo : Kbuy9IZlw0Y[1]
北朝鮮が交渉としてアメリカだけを見つめ、核ミサイルの射程を延ばしているのはおおよそ飯島の見解と符号が一致するが、そこに安倍や日本の金が入り込む余地があるかどうかは別個の問題だろう。
くしくも飯島が指摘しているように、日本国内の北朝鮮系団体との融和と北朝鮮との交渉ごとに移るのが賢明だという理屈はいちいちその通りなのだが、日本は北朝鮮と中国という危機バネを二枚使って右翼を煽って国際舞台を肩翼飛行している異常走行状態なのを、マスコミあげて正常だと言いくるめているのだから、飯島の指摘はそれ以前の問題だ。
北朝鮮とアメリカの交渉についていうなら、もはやタイムリミットは来ており、当然アメリカは核の均衡が成り立たなくなった東アジアの状況を是正すべく(北朝鮮がアメリカまで核を打ちこめるようになれば、アメリカは第三者的優位性をとれなくなる)金正恩と話をしないではいられなくなる。
交渉経過の中で北朝鮮と日本の交渉というカードが浮かび上がってくるが、そのときのアメリカはもはや日本の守護者としてではなく、朝鮮戦争の当事国として北朝鮮と交渉する敵国であり平和条約を締結する友好国の役割りも兼ねている現実的で狡猾なダブスタのアメリカであり、そこに日本の望むアメリカはいない。
どうするか、どうしたいか、それはすべて日本が主体的に考え、北朝鮮との交渉に臨まなければならない。
北朝鮮が望むものを日本が望むものと交換する作業は、感情が先に来る日本人にとって度し難いものになりかねず、安倍がそれを抑えつつ交渉に励むことが可能かということになると、とても望めまい。
日本は異常な国になってしまっているということを、そうさせてしまった安倍一派の北朝鮮(中国)危機バネ外交がブレーキになっている現実を自覚せずして、マトモな外交を望むのは無理だろう。