2. 2016年4月06日 09:39:49 : 46nvqEMUG2 : K4xPuM4uMWo[1]
アイスランド首相 辞任表明 「租税回避地」批判高まる
4月6日 8時00分 NHK
北欧アイスランドのグンロイグソン首相は、租税回避地、いわゆるタックスヘイブンに夫婦で購入した会社を通じ多額の投資をしていたことを公表してこなかったなどと各国の記者で作る団体に指摘され、批判が高まったことを受け、5日、辞任を表明しました。
調査報道を行う各国の記者で作る団体ICIJは、租税回避地、いわゆるタックスヘイブンの国の1つ、パナマの法律事務所の内部文書を入手したとして、今月3日、公表しました。
この中で、アイスランドのグンロイグソン首相について、2007年にタックスヘイブンのイギリス領バージン諸島に妻と共に購入した会社を通じて自国の銀行の債券に日本円で数億円の投資をしていたと指摘しました。グンロイグソン首相は2009年に会社を妻名義に切り替え、銀行の債券を保有していたことはこれまで公表してこなかったということです。
これについて議会の野党は4日、首相として不適切だとして不信任決議案を提出し、国民の批判も高まったことから、グンロイグソン首相は5日、辞任を表明して、漁業・農業相が新たな首相に就任することになりました。
一方、ICIJは、内部文書の中に、イギリスのキャメロン首相の亡くなった父親がパナマに登記された投資ファンドの設立や運営に関わっていたとする記録が残されていたと指摘しました。これについてキャメロン首相は5日、「私は株式や海外ファンドのようなものは保有していない」と述べましたが、今後、家族名義の資産など詳しい説明を求める声が強まりそうです。
米大統領「租税回避は大問題」
租税回避地を通じて各国の首脳らが金融取引をしていたことが明らかになったことについて、アメリカのオバマ大統領は5日の記者会見で、「国際的な租税回避が大問題であることは間違いない」と述べました。
そのうえで、「世界中で常に資金の不正な流れがあるが、それを簡単にできるようにすべきでない」と強調し、厳しく監視していく考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160406/k10010468981000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_002
http://www.asyura2.com/16/kokusai13/msg/263.html#c2