1. taked4700[5623] dGFrZWQ0NzAw 2016年9月03日 17:17:40 : FOq2YooMkE : JkLlhrKnRTI[1]
>立命館大学の高橋学教授は、さらに広い範囲、フィリピン、台湾、沖縄、西日本、東京まで動くスーパー南海トラフ地震が「すでに動き始めているとみてもいい」と指摘する。
これは疑問です。関東地方は、フィリピン海プレートの上に載っていますから、確かに、南海トラフを構成するフィリピン海プレート上であり、南海トラフ地震の影響は受けますが、南海トラフと相模トラフは全く別の海溝です。南海トラフはユーラシアプレートとフィリピン海プレートとの境界、相模トラフは北アメリカプレートとフィリピン海プレートの境界です。
更に、伊豆半島でフィリピン海プレートは沈み込み方向が異なっていて、伊豆半島よりも東、つまり、関東地方側では北北西、伊豆半島よりも西側では北西方向へ沈み込んでいます。また、沈み込みの角度も多分異なるのです。なぜなら、関東地方では太平洋プレートと陸のプレートの間にフィリピン海プレートが沈み込んでいて、西日本では陸のプレートの下に、フィリピン海プレートだけが沈み込んでいるからです。
そもそも、南海トラフ地震と関東地震が数日とか数週間という短期間で連動した記録はこの千年ぐらいではないのです。
過去の例としても、メカニズムとしても、「台湾、沖縄、西日本、東京まで動くスーパー南海トラフ地震」は有り得ません。それに、南海トラフはきちんとその範囲が決められていて、東京が面しているのは南海トラフではありません。同じく、台湾や沖縄が面しているのも南海トラフではありません。
こういったことを言っていると、多分、関東での地震が南海トラフ大地震と同一視されて、まだまだ起こらないと思われてしまいます。