7. 2016年3月03日 10:04:51 : G5DqDJDpY6 : IbCuZdaeoZQ[1]
コメントにもあるが夫婦別姓はあくまで夫の姓にするか自分の姓にするか、どちらも可能の選択肢を増やすもので、この法律が決まったら夫婦は全部別姓にしなくてはならないという法律ではない。
夫婦別姓に反対する意見では、この法律を一律(すべて別姓にしなくてはならない)に捉えて家族制度の崩壊を危惧するとかのまったく関係のない論難を持ち込む者が多い。
そもそも反対する連中の唱える家族制度の崩壊だが、日本人が普通に思い込んでいる家族制度の歴史は明治に入ってつくられたものであり、男系の子孫に相続権を与える家制度は儒教の影響の強い武家や公家の制度を模したもので、武家や公家と関係のない江戸時代の庶民たちにとっては姓自体を持たなかったこともあり、家族という概念よりたとえば子供は地域で育てるものだというコミュニティー意識が当たり前であったし、なにより現憲法では男系存続の家制度は男女平等にそぐわないと禁止されている。
男系が存続するという家制度が無くなっているのに、姓だけ夫の姓を名乗るという矛盾について、名乗らない選択肢を増やせという要求を無茶なものだとは思うほうが不思議である。
ましてや夫婦別姓を反対することを批判する理屈として、中国や韓国では姓を名乗らないからという理由を持ち出して夫婦別姓を主張する人たちを反日呼ばわりする本投稿者は、そもそも男系優先の家制度が中国や韓国から入ってきた儒教の影響を武家や公家が模していたことも知らない無知であることを大いに恥じるべきだろう。