1. 2016年6月04日 03:24:41 : ZLSLvWdO6o : HYALIl9N2TY[1]
<自民党>社会保障の財源示せず 参院選公約
毎日新聞 6月3日(金)23時40分配信
自民党が3日発表した参院選公約は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」による経済成長に加え、子育てや介護など社会保障政策を手厚くする方針をアピールした。しかし、消費増税を再延期したために財源はあいまいなままで、公約の実現性には疑問符がつく。
稲田朋美政調会長は記者会見で「消費増税を延期して社会保障充実を赤字国債で賄うという民進党のような無責任な政策はとらない」と述べ、社会保障政策を充実させると同時に、財政健全化にも責任を持つ姿勢を強調した。
今回の参院選公約と、2014年衆院選公約との最大の違いは、看板政策の「1億総活躍社会」実現に向け、社会保障政策を強化したことだ。円安による製造業の収益改善など大企業重視の政策を切り替え、女性や高齢者、若者など収入の少ない人たちへの支援を増やし、幅広い層の有権者から支持を得ようと狙う。
問題は財源だ。保育士や介護士の処遇改善には2000億円程度の安定財源が必要とされるが、具体的な方策は示されていない。消費税率を10%に引き上げて実施する予定だった社会保障充実策の取り扱いもあいまいだ。公約では「赤字国債に頼らない」「20年度の基礎的財政収支の黒字化目標を堅持」と明記したが、代替財源をどう確保するかや、充実策のうち、どれを断念するかには触れていない。
稲田氏は「経済政策、財政政策で具体策を訴えていくことで野党との違いを出していきたい」と述べた。しかし、財源確保策は、経済成長による税収増を意味する「経済のパイの拡大の成果」程度しか見当たらない。
一方で、「アベノミクスのエンジンのフル稼働」という名目の下で、秋に財政出動を伴う経済対策を実施することを盛り込んでおり、財政再建のかけ声とは裏腹に、選挙にらみで有権者への「大盤振る舞い」になっているのが実情だ。【大久保渉】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160603-00000142-mai-pol
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/232.html#c1