1. 晴れ間[898] kLCC6orU 2015年12月08日 20:10:36 : xni5yVaf3k : Fxfse0RTtHo[20]
ダイナモが元気に投稿を再開してくれて、私は嬉しい。掲示場が活気づき、メリハリがつく。(本当は、ダイナモは病気でもしたんじゃないかと、少し心配していた。でも、ロシアを叩く情報があると、ダイナモはすぐに元気になるんだね。)
トルコのIS原油密輸の件だけど、ISが原油売買を主な収入源としてきたことは、紛れもない事実。でなければ、どの国ないし勢力がISから原油を買っているのか、という話になる。サウジは原油を買う必要はないだろう。(寄付なのかもしれないが。)
私の「推測」は、トルコのエルドアン一族は、ISが盗掘した原油売買に関与して暴利を上げていた。しかし、ロシア機を撃墜しロシアの戦闘員を殺害したことで、プーチンの怒りを招いた。プーチンも、ロシアに正義があると思っているから絶対引かない。エルドアンも自己の密輸関与を認めたのでは、政治生命が絶たれる。それは利権を失うことでもある。そこで、トルコ国内の親トルコ政府派クルド人政党 KRG の関係者(バルザニ議長) と密約し、原油はイラクのクルド人地域のものである、という論理を前面に押し立てることにした。(勿論、イラクのクルド人地域との原油取引は以前よりあったのであろう。) エルドアンは危地を乗り切るために、バルザニに何らかの政治的代価を与えることにして、両者は合意したのであろう。
以上は、私の単なる「推測」。事実と合っているか否かは全く分からない。
すでに「シリア後」が見えている。シリア後に、シリアのクルド人地区が自治権を得ることは確実だ。ロジャヴァが独立国になる可能性は高い。(ロシアは後押ししているし、アサド政権も同意済みだろう。)
従って、「シリア後」の最大の問題は、トルコでのPKK の武装独立闘争になる。PKK は、シリアのPYD とは同根だから、独立→ロジャヴァとの合併を視野に入れているだろう。つまり、トルコのクルド人内部の対立ないし内戦である。トルコにとどまることが自分たちの利益になると考えるクルド人と、あくまでもクルド人国家の建設を目指すクルド人との対立だ。トルコは前者と結びついている。後者は、イスラムではなく社会主義志向の世俗派だ。この部脈の中で、トルコはPKK弾圧を強めているのだろう。
ただ、トルコもEU加盟が日程に上っているので、EU主要国を困らせるような過激なことはできないだろう。
(なお、私は専門家ではないので、誤りがあれば指摘してほしい。)