9. 2016年1月31日 18:25:03 : Ohp91Z7sBQ : FsWRctERS64[1]
小保方氏 対 理研や上司 でどちらが悪でどちらが白かという命題自体が、とてもナンセンスなものに思える。
最も大きな責任は小保方氏でしょう。実験結果の多くの図の使い回しなどの不正をしていたのだから。博士論文のときから、図の盗用や使い回しをしているというのだから、これは常態的な不正があったとみるのが相当。ES細胞混入については、混入の事実はあるが誰がしたのはは不明とされている。しかし、これによってSTAP細胞の存在は完全に否定されたと言っていいだろう。もし、あらたにどこかでその方法が開発されたとしたら、それは独立した新たな発見となるだろう。
だからといって、理研の責任もきわめて大きい。
とくに、STAP細胞の発表からわずか1週間でかなりの疑惑が多くの研究者らから指摘され始めたときに、きちんと対応しなかったことが躓きのもと。保身体質というか、疑惑に対して真摯に向き合わなかったため、泥沼にはまった。
過去の失敗をもとに研究不正を解明する理事やチームが全く機能不全であった。
初期に、考えられる不正を想定して、試料やデータの保全をし、残された試料の検証を進めれば、早期に全体像がつかめたはず。
そうできなかったのは、特別研究法人になるための、あせり、手続き軽視があったとしか思えない。再検証してわかったES細胞のことなど、そもそも論文を書く前に確認しておくべきこと。
そういう面では、まだ問題点が整理されておらず、改めて科学者の中で考えてみる良い機会かも。