9. 2016年10月27日 20:12:43 : 22FNPgyEHk : FrY2Xo9SRQk[1]
カバーガール・蓮舫の裏切り 2016年10月
国会議員の二重国籍問題は、まだけじめがつかない。民進党の蓮舫代表がウソを重ねて逃げ回っているのと、日本維新の会と産経新聞などごく一部を除く、与野党とメディアがこの問題を矮小化し、問題追求に消極的な姿勢を貫いているためだ。
しかも新たに自民党からも二重国籍者が出るなど、問題は底知れぬ闇を見せ始めている。
二重国籍問題が発覚した自民党議員は、2016年の参院選で当選したばかりの小野田紀美参院議員と3期当選の愛知治郎参院議員である。報道によれば、2人とも米国生まれで、米国との二重国籍だった。いずれも、選挙直前になって日本国籍を選択しているが、その後も米国籍は持ち続けていた。特に愛知氏は二重国籍のまま、小泉内閣で国家機密とも深くかかわる防衛政務官を務めていたという。
二重国籍とは「同時にふたつの国に所属する」（金田勝年法相）ことである。国益を守るはずの国会議員が、実は別の国にも所属していたというのだからあってはならないことだ。
ところが、問題の発端となった蓮舫代表は、法で義務付けられた日本国籍の選択宣言すら行っていなかったことが発覚してもなお、責任をとって議員辞職をする気はなさそうだ。自民党も、自分たちへの波及を恐れてか、責任追及に冷淡だった。
メディアには、二重国籍など珍しくもない時代で、それを問うのは純血主義とか差別などという論が溢れたが、一般人と国会議員では、自ずと事情は異なることも理解しようとしないのが日本のメディアだ。
とりわけ、菅内閣と野田内閣で行政刷新担当の国務大臣や首相補佐官を務めた蓮舫代表に対しては、国家機密の漏洩がなかったか、追跡調査が必要だ。
他国の国籍を持つ人間が政府の枢要な地位を占めていても、国民には検証する手段すらないとなれば、国民の不信感は払拭されまい。一刻も早く全国会議員の国籍調査を実施し、結果を公開、そのうえで国会議員の二重国籍禁止、また選挙時に立候補者に日本国籍の取得、帰化などの履歴を示すことを義務付けるなどの法改正に繋げるのが政治の最低限の責任だろう。差別でも純血主義でもない。国民には、立候補者がどんな経歴の人物かを詳細に知る権利があるはずだ。
大切なのは、国を内部から崩壊させかねない二重国籍議員らに簡単に議席を与えない仕組みを構築することである。そのためには、どこの国にでもあるスパイ防止法の制定や、他国に比較してゆる過ぎるといわれる帰化制度の厳格化に取り組むことも不可避だろう。
ところで、蓮舫代表が自らを正当化するため垂れ流したウソに、台湾の地位についての発言がある。
蓮舫代表は、「『ひとつの中国』論で言った時に、二重国籍とメディアの方が使われることにびっくりしている」と言ってのけた。
台湾は国ではいから日本との二重国籍など存在しない、というのである。
確かに、日本政府は台湾を国としては認めていないが、現実には台湾は独立した存在で、中国に支配されたこともなければ、自分は中国人と思っている台湾人もほとんどいない。今の蔡英文政権も、ひとつの中国など認めていない。
しかも台湾には、中国にない民主主義、人権、法の支配がある。
それを、生まれた時から台湾籍を持っていた蓮舫代表が「国ではない」と言う。台湾から激しい怒りの声が上がったのは当然だろう。
その台湾の反応について質問されると、今度はこう述べた。
「台湾は、台湾にとってみれば自分たちの祖国。日本から見ますと中国の考え方を理解し、尊重する」
日本は中国の見方に立っている、というのである。だが、それは間違った解釈だ。
理解し、尊重するというのは、日本と中華人民共和国が国交を樹立した時の日中共同声明に書いてあることだが、これは中国の主張は尊重するが「承認はしない」という意味なのである。当時の大平正芳外相が、自民党の会合でそう説明している。日本は国交樹立にあたって、中共を中国の唯一の正統政府と認めはしたが、台湾が中国の一部であることは決して認めなかったのである。蓮舫代表は、その解釈を中国に都合のいいようにねじ曲げて自分を守ろうとしたのである。日本と台湾に対する裏切り行為というほかない。
偉そうに振舞っても、所詮はカバーガールである。
安倍首相はここにきて、蓮舫代表の責任追及に転じたようにも見える。だったらまず、自民党の全議員の調査と責任を問うことから始めるべきではないか。何事も隗より始めよ、である。
http://www.asyura2.com/16/senkyo214/msg/940.html#c9
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。