4. 2016年10月17日 12:50:36 : MN2ffDvhr2 : Eq5cE3pWYYw[1]
政府・東電が言うように、福島第一原発の溶融核燃料が、格納容器内に留まっているとは、とても思えないけれど、その前提でも、福島第一原発には、再臨界どころか、それ以上の重大な危険性があることを知っているだろうか?
>溶融燃料「臨界」防止へ 廃炉研究機構が対策、福岡で原子力学会
2016年09月09日 09時08分
・・・・・・溶け落ちたデブリを「石棺」で封じ込めたチェルノブイリ原発事故では、1990年代にデブリが再び臨界したことが分かっている。
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160909-110169.php
記事には、「1990年代」とあるけれど、米国の文書では、日月までは不明だけれど、1990年に再臨界を思わせる、中性子の急激な増加が検出されたことが報告されている。
3000トンの水とともに存在したチェルノブイリの溶融核燃料(象の足)に、更に、石棺から雨漏りした水が加わり、起きたと推定されている。
この時は、旧ソ連の科学者が、ガドリニウムを散布することで、事なきを得た。
>Eliminating the possibility at Chernobyl 4 of recriticality with positive feedback By Bowman, C.D.
http://www.osti.gov/scitech/biblio/263918
http://www.osti.gov/scitech/servlets/purl/263918
要するに、水とウランがあれば、何かの拍子に、臨界は始まる。
しかし、事態は再臨界だけに留まらず、爆発的な事象も想定される。
バウマン博士は、論文で、もし溶融核燃料が、過剰減速状態(overmoderated)で、ガドリニウム投入と共に、正のフィードバックとして作用した場合は、効果が倍になって(be doubly strong)、重大な結果(serious consequences)を招くと警告を発している。