51. 2016年8月17日 22:20:07 : uOqbd5lYUo : EXCDFBY5Rm4[1]
サマンサ・ナット: 武器貿易がもたらす真の害とは何か
http://digitalcast.jp/v/24752/
世界には、グラス一杯のきれいな水よりも、自動小銃を手に入れるほうが簡単な地域があります。現実とはそういうものだ、というだけなのでしょうか?国際人道組織War Childを立ち上げた医師、サマンサ・ナットが世界の武器取引について解説し、暴力の連鎖を断ち切るための、常識的だけど思い切った解決法を提案します。
私たちにできること全てを検討して 平和を犠牲にして戦争に加担するような 選択肢ではなく 戦争を抑止し平和につながるような 選択肢を選ぶだけです
・こんにち 少なくとも8億丁の 小型武器や軽量兵器が 世界中に出回っています
・世界の とある地域では AK-47がたったの10ドルで 手に入ります
・自動小銃のほうが きれいな飲み水よりも 手に入りやすいのです
・暴力が原因で 死亡したり 迫害されている 人々を数えていくと4千万人以上にもなるのです
・現在紛争状態にある国は主に グローバル・サウス(南側の発展途上国)です
・小型武器輸出国 上位20か国、ほとんどがグローバル・ノースに あることがわかりますよね 主に西洋諸国です
・戦争で命を落としている人々の ほとんどが 貧しい国に住んでいる一方で 戦争から利益を得ている人々の ほとんどが 豊かな国に住んでいます
・世界中で流通する 武器や兵器全体を見てみたとき最大の売り手は(およそ80%の武器の出どころは )他でもない国連安全保障理事会の 常任理事国である5か国に ドイツを加えたものです
・小型武器の取引が 爆発的に盛んになったのは 対テロ戦争が始まってからです
・この業界(小型武器)は過去15年で 3倍の成長を遂げています
・同時期に 世界中で 武力が行使された紛争にて 直接命を落とした人数も 約3倍から4倍に増えていますね
・イラク国軍用に イラクに輸送された小型武器や 「穏健な」反体制派の兵士のために シリアへ輸送されたはずの小型武器が 今やISISの 手中にあるということや リビアに輸送された武器が流出し 今やサヘル地域での 不法取引で盛んに扱われ ボコ・ハラムやアルカイダや 他の武装勢力の手に 渡ってしまっていることを 考えてください
・小型武器はどこにあろうとも 危険なものです 流出するのが常だからです
・世界の年間軍事費は 世界人口1人あたり 249ドルに相当します 1人249ドルといえば 対外援助費 つまり グローバル・サウスで 子どもたちの教育や 予防接種や栄養不良対策に 使われているお金の 約12倍にもなるのです
解決策)
1)供給サイドでは 武器の透明性を推し進める 国際的な仕組みを採用するよう 政府に要求すればいいと思います 武器貿易条約のように 豊かな国々に説明責任を課し 輸出武器の行き先や 使用用途の公表を 義務づける仕組みです
2)教育や法規制の強化
3)女性の経済状態改善への 投資
私には 固く信じていることがあります
これが毎日毎日私を動かす 原動力となっています 私たちには違った選択が できるのだという思いです
だって戦争は結局 私たち人間が 起こしているものでしょう
売ったり、買ったり、広げたり、戦ったりするのは私たちです
ですから 私たちに 解決する力がないわけありません
その反対です 解決できるのは 私たちだけなのです
ありがとうございました
皆さんのご活躍を願っています
人間はお互いに愛し合い建設し合うけれど、獣は憎しみ合い破壊し合う。
あなたはどっちの道を選ぶ?
あなたの1つ1つの選択が未来を創造していってるんだよ。
そろそろ目を覚ましていい頃だ。
http://www.asyura2.com/16/senkyo211/msg/291.html#c51