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[政治・選挙・NHK212] 風刺と冒涜の境界線(きっこのブログ) 赤かぶ
2. 2016年9月04日 18:06:47 : KqTWoGj4HQ : DgP0eJvwAVY[1]
<イタリア地震>仏紙風刺画に反発「恥を知れ」
毎日新聞 9月3日(土)20時1分配信

 【ローマ福島良典】フランスの週刊紙シャルリーエブドが8月31日号でイタリア中部地震の死傷者をパスタにたとえた風刺画を掲載し、イタリアで「恥を知れ」と反発を呼んでいる。

 地震で壊滅的な被害を受け、230人以上の死者を出したイタリア中部の被災地アマトリーチェは名物パスタ・アマトリチャーナで有名。

 「イタリア風地震」と題した風刺画は、血染めの包帯を巻いた負傷者に「トマトソースのペンネ」、顔面をやけどした被災者に「ペンネのグラタン」、がれきに重なり合って埋まった犠牲者に「ラザニア」との説明書きを付けている。

 これに対し、アマトリーチェのピロッツィ村長は「災害や死者を風刺の対象にしてはならない」と批判。イタリア紙スタンパによると、政府のエラーニ復興担当官は「被災者は笑うこともできない状況だ」と述べた。

 反発を受け、シャルリーエブド紙は2日、フェイスブックで「あなたたちの家を建てたのはシャルリーエブドではなく、マフィアだ」と弁明する新たな漫画を掲載した。被災地の耐震建築受注業者とマフィアとのつながりが指摘されているのを風刺したものだ。

 在イタリア仏大使館は2日、フェイスブックで「シャルリーエブド紙掲載の漫画はフランスの立場を示していない」との声明を出し、イタリアへの連帯を強調した。

 シャルリーエブド紙は過去、イスラム教の預言者ムハンマドなどの風刺画を掲載し、昨年1月にパリの本社が襲撃された。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160903-00000077-mai-int

http://www.asyura2.com/16/senkyo212/msg/335.html#c2

[政治・選挙・NHK212] ≪沖縄・高江報告≫ 襲いかかる機動隊の車列は大蛇のようだった(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
1. 2016年9月04日 18:11:52 : KqTWoGj4HQ : DgP0eJvwAVY[2]
【金平茂紀の新・ワジワジー通信(18)】辺野古・高江、目覆う無法状態 「傍観」が助長 司法機能せず
2016年9月2日 11:07 沖縄タイムス

金平 茂紀(かねひら しげのり)
TBS報道記者、キャスター、ディレクター
1953年北海道生まれ。TBS報道記者、キャスター、ディレクター。2004年ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に「ホワイトハウスから徒歩5分」ほか。

 沖縄で目を覆いたくなるような無法状態が横行している。僕は、遠く離れた本土(東京)から、時折、現地に取材に向かうとはいえ、基本的にはそのひどい状況を手をこまねくように眺めているに過ぎない。だから、沖縄の地元紙にこんな文章を書いていることがつらくなる。無法状態はどこで起きているのか。実は、沖縄の米軍基地の存在そのものが、無法状態を招いている根源的な問題としてある。だが、ここではそれについては触れない。紙面が足りなくなるから。

 まず、東村高江の米軍ヘリパッド建設現場周辺で起きている無法状態から記そう。これは一体何なのか。島尻安伊子・沖縄担当大臣が落選した7月10日の参議院選挙の投票締め切りからわずか9時間後、夜明けとともに高江N1ゲートからの資材搬入が始まった。周到に準備されていた動きだ。

 沖縄県民の民意が選挙を通じてどのように示されようが、そんなことは知ったことか、米軍ヘリパッド建設は至上命令だ、とでも言わんばかりの露骨なタイミング。島尻氏を大差で破った陣営は祝勝気分も吹っ飛んだことだろう。こういうことを狙いすましたように実行する冷厳さは、戦後歴代政権の中でも突出しているのではないか。

 7月22日には、N1ゲート付近にあった反対派住民のテントや車両等を、機動隊を導入して強制排除した。その機動隊員は約500人が、東京の警視庁、千葉県警、神奈川県警、愛知県警、大阪府警、福岡県警から派遣されてきている。通常は、沖縄県公安委員会からの援助要求という形式だけでもつけるものだが、今回の場合、県公安委の会議は全く開かれていない。そのことを市民団体などから追及されると、県公安委は「持ち回りで決めた」と釈明するありさまだ。

 「持ち回り」の証左として、7月12日付県公安委の「警察職員の援助要求について」なる文書が存在するが、何とその前日の11日付で、警察庁から、警視庁や各県警本部あてに「沖縄県警察への特別派遣について(通知)」という文書が出されていたことがわかっている。「沖縄県公安委員会から関係都道府県公安委員会あて要請が行われる予定であるが、派遣期間及び派遣部隊については次のとおりであるから、派遣態勢に誤りなきを期されたい」。これはどういうことか。

 県公安委の要請に基づくどころか、実際は警察庁=国が主導して派遣を決めてしまっているということだ。警察法第60条にはこう定められている。〈都道府県公安委員会は、警察庁又は他の都道府県警察に対して援助の要求をすることができる。2 前項の規定により都道府県公安委員会が他の都道府県警察に対して援助の要求をしようとするときは、あらかじめ(やむを得ない場合においては事後に)必要な事項を警察庁に連絡しなければならない。〉一体どこに警察庁が先回りして援助の要求を前提に準備してもよいなどと記されているか。県公安委など警察庁の出先機関みたいのものということか。法の趣旨を逸脱していないか。

 そのようにして派遣された機動隊員らのヘリパッド建設現場付近での警備活動のありようが酷(ひど)い。何の根拠も示さずに生活道路である県道70号線を閉鎖し、通行止めにしている。反対派市民らに対する物理的な力による規制のありよう(老人や女性にけが人も出ている)に加えて、取材活動にあたっていた本紙・沖縄タイムスの記者や琉球新報の記者らを強制排除し一時的に身柄を拘束した。由々しい取材妨害である。その際の動きは動画でも撮影されている。

 新聞労連は「現場で何が起きているのかを目撃し伝えることは、地元紙はもとより沖縄で取材活動を続けている全ての報道機関にとって大切な使命だと考える。実力行使で報道を妨害する行為は、絶対に認めるわけにはいかない」として抗議声明を出した。

 反対派の中から逮捕者も出ているが、その逮捕自体が違法性を疑われている。7月22日の強制排除では、ある機動隊員が反対派の顔面を正拳で殴っていた。同じことを反対派が機動隊員に対して行えば公務執行妨害で確実に逮捕される。つまり「上から」お墨付きをもらった「物理的な力の行使」はやりたい放題ということか。これでは組織暴力団員と変わらないではないか。

 誰がそれを指示して、そのようにやってもよいと黙認しているのか。最近アメリカでは、無抵抗な黒人男性を警察官が射殺したことなどから各地で暴動が発生した。警察の活動のありように国民の側からチェックが働くのだ。No Justice No Peace.(正義のないところに平和は来ない)。

 アメリカ社会には辛うじてそれがコンセンサスとしてある。高江には、ない。

 高江における「無法状態」について記してきたが、これらの出来事は、本来の司法の機能が健全に働いていれば、何らかの歯止めが作用するものである。警察も検察も、大きな意味では、法をつかさどる職業だったはずである。そして裁判官は「司法」の最たる守護者だったはずである。

 だが、現実はどうだろう。福岡高裁那覇支部を舞台に、辺野古の埋め立て承認取り消しをめぐって、国が沖縄県を訴えた違法確認訴訟が8月19日に結審した。国と県が互いに相手を訴えあい、裁判所が異例の「和解」を呼びかけ、それに双方が乗った形が無残にも崩壊し、今度は国が県を訴えなおすという異常な経過をたどってきた裁判だ。

 法廷では、裁判長が翁長知事に対して「県が負けて最高裁で判決が確定したら取り消し処分を取り消すか」とただしたそうだ。審理中に、まるで県が敗訴することを前提にするかのように、最高裁の確定判決に従うかどうかを質問したのだから、ユニークといえばユニークな裁判長である。判決はこの裁判長によって9月16日に言い渡される。

 司法が機能しない国は無法がはびこる。無法状態にある沖縄を僕らは遠くから傍観しているだけでよいはずはない。(テレビ報道記者・キャスター)=随時掲載

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/60310

http://www.asyura2.com/16/senkyo212/msg/337.html#c1

[政治・選挙・NHK212] ≪沖縄・高江報告≫ 襲いかかる機動隊の車列は大蛇のようだった(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
2. 2016年9月04日 18:14:34 : KqTWoGj4HQ : DgP0eJvwAVY[3]
<沖縄・高江>自衛官が身分隠し抗議現場に 米兵同行、憶測呼ぶ
2016年9月4日 09:34 沖縄タイムス

 沖縄県東村高江周辺の米軍ヘリパッド建設問題で8月25日、機動隊が抗議の市民を排除する現場に、陸上自衛隊3尉がいたことが分かった。本紙の取材に、陸自はこの3尉を千葉から沖縄入りさせたことを認めた。建設予定地を頻繁に出入りしている米陸軍兵も3尉に同行していた。市民は「警察に加えて日米の軍人まで。不気味だ」と警戒している。(北部報道部・阿部岳)

 陸自3尉と米陸軍兵が目撃されたのは8月25日午前11時前、市民が建設資材を積んだダンプを通さないよう、高江橋に車を止めていた時だった。機動隊が排除する様子を見て、写真を撮ったりしていた。

 3尉はパラシュート降下を任務とし、精鋭で知られる第1空挺(くうてい)団(千葉県・習志野駐屯地)の後方支援隊落下傘整備中隊に所属。私服姿で、市民に「自衛隊の方ですか?」と聞かれたが、「違いますよ」と答えた。

 米陸軍兵の階級は不明だが、制服から米テキサス州に本拠がある第4支援旅団所属と判明。8月30日までの1週間程度、通称N1裏にある市民のテントの様子をうかがってメモを取ったり、N1地区のフェンス内にいたりする姿が確認されている。

 陸上幕僚監部などは3尉の沖縄派遣について、米第3海兵遠征軍の若年幹部研修に参加するためと説明した。「日米関係強化と人材育成」を目的に年4回、3佐〜3尉の5人程度が参加している。16回目の今回は7〜9月の約2カ月間だという。高江にいた理由は「研修プログラムにはない。分からない」と答えた。

 現場にいた市民は「自衛官は公務中なのに身分を偽った。隠さないといけない任務があるのか。辺野古新基地建設に掃海母艦が来たことを思い出した」と驚く。「一緒にいた米兵は頻繁に現場に来ている。単なる通りすがりではないことは確かだ」と話した。

 県平和委員会の大久保康裕事務局長は「2人とも所属は事実上の特殊部隊で、情報収集も任務としている」と指摘。「推測」としながらも「市民を作戦対象として監視していたか、陸自ヘリで資材を運ぶための下見か、いずれかではないか。日米の特殊部隊の一体化が現場で進んでいる」と語った。

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/60555
http://www.asyura2.com/16/senkyo212/msg/337.html#c2

[原発・フッ素46] 放射能まみれの中で作業員が次々に謎の死!!  赤かぶ
29. 2016年9月04日 18:33:40 : KqTWoGj4HQ : DgP0eJvwAVY[4]
「私の夫はフクイチに殺された!」急死した原発作業員の妻が“決意の告発”
2016/9/2(金)15:30 日刊大衆

 2014年から、福島第一原発で働いていた作業員の山岸浩さんが今年6月に亡くなった。妻が語った夫の痛ましすぎる死の真相とは?

 先の参議院選挙で圧勝した自民・公明の与党。これにより、憲法改正だけでなく、原発再稼動も着々と進んでいる。あの福島第一原発事故後、非常に厳しい新規制基準が設けられたといわれているが、川内原発(九州電力)、高浜原発(関西電力)に続き、この8月中にも伊方原発3号機(四国電力)も再稼動の見込みだ。

「しかし、この伊方原発の再稼動には、地元の愛媛県民をはじめ、瀬戸内海を挟んだ広島や大分の住民からも運転差し止めを求める訴訟が起きています。また、高浜原発は仮処分が認められ、現在停止中。このように再稼動反対の声も少なくありません」(全国紙社会部記者)

 5年前の悪夢が頭から離れないのも無理はない。フクイチ(福島第一原発)事故の収束作業は現在も続いているからだ。そして、その終わりなき作業に多くの作業員が従事している。

 そんな中、今年6月13日に亡くなったとされる原発作業員・山岸浩さん(享年50)の妻・光子さんが、怒りの声を上げた。「主人は、3畳もない犬小屋のような作業員宿舎の個室で誰にも看取られず死んでいたんです。しかも、具合が悪くなり約1週間前から、その個室で臥せっていたそうです。なぜ、仲間も会社も病院に連れて行ってくれなかったのか。もし気に留めてくれていたら、もっと長生きしていたと思うんです。それが悔しくて、今回お話することを決心しました」(光子さん=以下同)

 山岸さんは13日の朝、亡くなっているのを仕事仲間が部屋を訪ねた際に発見された。死亡推定時刻は13日午前0時とされるが、それはベニヤ板1枚ほどの薄い仕切り越しに、死亡推定時刻の30分ほど前まで人の気配がしていたという隣り部屋の作業員の証言から推測されたものだ。

「私が最後に会ったのは5月末に帰京した際。体調が悪い中、無理して浅草までデートしてくれたのが、最後の思い出となりました」

 山岸さんは死の約2年2か月前から、東京で福島第一原発の作業員集めに従事。それは、復旧作業の元請けである大手ゼネコンから直請けしている土木系派遣会社を通じてのことだった。

「もともと主人は、この会社の社長のつてで人材斡旋の仕事をしていたんですが、人手不足から社長に口説かれ、自分自身も原発作業員になりました。死の約1年8か月前のことです」

 山岸さんは、どんな仕事に従事し、どうして亡くなったのだろうか。話好きの山岸さんは、よく電話やメールで現場の様子も語っていたという。そこから、原発作業員の過酷な労働の現状と、杜撰な雇用実態が見えてくる。

「当初は、建屋外の汚染水タンクをフォークリフトで運ぶ作業をしていたそうです。その後、原子炉建屋の中で、宇宙飛行士が着るような服を着て、かなり放射線量の高い場所の仕事にも携わっていたといいます」

 それほど危険と隣り合わせの仕事なら当然、作業時間にも制限があるはずだが、「そこでは放射線量の関係で20分作業して1時間休むべきところ、実際は作業2時間、休み1時間のサイクルでやらされていると言っていました。“現場が青白く見えるんだ”と電話してきたこともありました」

 この他にも作業現場では安全のために数々の規制が設けられているが、それを守っていたら作業が進まないと、規則破りが恒常化していたと思われる話も、いろいろ聞いたという。

 起床は午前3時半。1時間後には宿泊所の前に集合して現場へ出発。担当する場所によって異なるが、山岸さんが死の少し前までやっていた作業時間は、1日に作業6時間とミーティング2時間の計8時間。午後4時頃には宿舎に戻るが、翌朝が早いので午後8時頃には床に就いていたそうだ。帰京できるのは月に一度、3日だけだったという。

「主人は“肝臓が痛い”などと常々、体調不良を訴えていました。実は5月末に帰京した際、約20キロもやせ、歩行もままならない状態だったんです。当然、私は福島に戻るのを止めましたが、“自分は現場責任者だから休んでいられない”と行ってしまったんです」

 そうなると、当然ながら真っ先に気になるのは、山岸さんの死因だろう。ところが光子さんは、いまだにはっきりとした説明を受けていないという。

「主人は帰京時、毎日、作業終了時に計る放射能測定結果の紙を束ねて持ち帰っていたんですが、それを見ると、数値のほとんどがゼロだったんです。それに、遺体を引き取りに行った息子たちの話では、地元警察で解剖して放射能測定をした数値もゼロだったと説明を受けたというんです。いくらなんでも、そんなわけないでしょうと、葬儀の際に、派遣した会社の社長に問い質そうとしたんですが、不信感を抱いた息子と睨み合いになり、社長は線香の1本も上げず、“休日に亡くなったから労災は下りない!”と一方的に言い残して帰ってしまった。以来、互いに連絡を取っていない状況なんです」

 本誌が光子さんから見せてもらった山岸さんの「死体埋火葬許可証」の死因欄には「一類感染症等」と記されたところが消され「その他」となっていた。ちなみに、一類感染症とはエボラ出血熱、天然痘、ペストなど感染力や死亡率が極めて高い感染症を指す。光子さんによると、この他にも今回の山岸さんの死亡時の対応に関しては不可解な事実があるという。

「息子たちが警察から宿舎に戻ってくると、すでに主人の部屋は勝手に片づけられ、返してもらえたのは時計と携帯電話ぐらい。主人は几帳面な性格で、給与明細を束にして持っていたはずなんですが、その明細も放射線管理手帳も、戻ってきていません」

 亡くなった作業員の遺族としてみれば、こういった点に不信感を抱き、感情的になるのは当然のことだろう。実際、“隠蔽”とも思われるような事実は常に横行していたと、生前の山岸さんが証言していたという。

「たとえば熱中症で仲間が倒れた際、チームの仲間が倒れた者を大きな布で覆って隠し、作業が中断しないようにしていたそうです。また、救急車やドクターヘリで急病人が搬送されることもあったそうですが、その際、自分が福島第一原発で働いていることは絶対に伏せるように指導されていたそうなんです。主人も入社時、福島第一原発で働くことを部外者に口外しないように誓約書を書かされたと、漏らしていました」

 それだけではなく、これだけの作業に従事しているにもかかわらず、その雇用環境も決して好条件とは言えないものだった。

「主人の日当は2万1000円。でも、1万5000円前後の仲間も多く、自分はまだ恵まれているほうだと言っていました」 その他の収入としては、人手不足が慢性的なため、作業員が知り合いを紹介すると毎月、1万円程度の“紹介料”が入る仕組みになっているとの話もあった。

 だが、条件に関しては、この業者だけの話ではない。「2015年に除染作業員から福島県労連労働相談センターに寄せられた相談には、“賃金や残業代の未払い”“解雇・雇い止め”などのほか、“賃金明細をもらえない”“放射線管理手帳を返してくれない”といった訴えも多かったといいます。請け負った仕事の間に入るブローカーが後を絶たず、ピンハネなどの手口が悪質化するケースも多いようです」(前出の社会部記者)

 また、福島労働局が福島第一原発の廃炉作業に当たる724事業者につき監督指導した最新結果(15年9月末現在)によれば、実に56.5%に当たる409業者で割増賃金の未払い、放射線量の測定をしないなどの違反があったという。

 一方、宿舎の住環境についても、地元でこんな話を聞けた。「同じような宿泊所は原発周辺にいくつもあります。事故当初は、いわき市内の旅館を借りるなどしていましたが、山間の遊休地に安い中国製プレハブを建てたほうが安上がりだし、管理もしやすいですからね。今回の話も、1週間も寝込んでいる人を病院に行かせないなんて、第三者の目がないからできること。実態は昔の“タコ部屋”と同じでしょう」(地元事情通)

 最後に光子さんは言う。「主人は、地元の方が作業頑張ってとの思いで折ってくれた鶴を大切に保管していました。福島に行くとき、“未来の子どもたちのために放射能浴びて来るんだ”とも言っていました。だから納棺の際、その鶴を入れてあげました。主人なりに誇りを持って作業員をしていたんです。でも、こんな野垂れ死にのような形で……。他にも、同じように亡くなった方はたくさんいると思います。そんな犠牲のもと、事故になれば将来の子どもに責任を負えない放射能が出る原発の再稼動を目指していいのか、もう一度、考えていただきたい」

 東京電力が毎年公表しているデータによれば、今年3月末までの1年間の作業員の死傷者数は26人、うち死者は1人に過ぎない。だが、今回の山岸さんのような、作業中でない死はカウントされておらず、こうしたケースを含めれば、かなりの犠牲者が出ているとの見方もある。

 放射能が原因かは分からないが、危険を覚悟した50歳作業員の早すぎる死。こんな状況が、震災から5年以上経った今も起きていることを、原発再稼動に邁進する政府は、はたして知っているのだろうか。

http://news.nicovideo.jp/watch/nw2372919
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/413.html#c29

   

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