20. 2016年1月25日 00:47:31 : 2VpMq2hKrk : CkQpo_5uHpU[1]
<宜野湾市長選>2期目勝利は普天間と地域振興に徹底が奏功
毎日新聞 1月24日(日)23時32分配信
米軍普天間飛行場の事故や騒音に苦しみ続ける沖縄県宜野湾市の市民は、名護市辺野古への県内移設を推進する政府との対決ではなく、政府の後ろ盾を得て地域振興を掲げる現市政の継続を選んだ。24日に投開票された宜野湾市長選は、現職の佐喜真淳(さきま・あつし)さん(51)が再選した。
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「最も重視するのは市民の暮らしの向上だ」と強調し、地域振興の拡充を掲げた現職の佐喜真さんが予想以上の票差で勝利した。選挙事務所で佐喜真さんは「市の発展や福祉の向上を目指し、元気で明るい宜野湾市を一緒につくろう」と呼びかけ、沖縄の伝統の手踊り「カチャーシー」を踊って喜びを分かち合った。
2014年の知事選と衆院選ではいずれも市内で辺野古移設の反対派が推進派の得票を上回っており、今回も激戦が予想されていた。このため演説では徹底して「辺野古」への言及を避け、「時計の針を過去に戻すのか、あるいは針をスピードアップしてさらに飛躍する宜野湾市にするのか、その選挙だ」と繰り返し強調。1期4年間の自身の市政運営への評価を争点に掲げ、企業誘致や任期中に増額された基地交付金を財源に実現した給食費の半額助成などの実績をアピールした。
一方で辺野古移設を推進する「政権寄り」との批判をかわすため、「普天間の危険性除去のためには政府とも闘っていく」と訴え、政府との対決姿勢も演出。「当選確実」後のインタビューでも「市民の生命・財産を守る市長として返還に向けて一つ一つ課題を解決したい」と強調した。
事務所に駆け付けた島尻安伊子沖縄・北方担当相も「1期4年の実績」に加え、「とにかく基地のフェンスを取っ払いたいという、市長の主張に市民が同調した結果だ」と勝因を分析。政府と対決する翁長雄志(おなが・たけし)知事への共感が広がる中、普天間の早期返還と地域振興に徹した選挙戦略で、佐喜真さんが2期目の扉を開いた。【比嘉洋、蓬田正志】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160124-00000081-mai-pol
http://www.asyura2.com/16/senkyo200/msg/228.html#c20