5. 2016年7月12日 12:43:03 : 3UT068zS0Q : BnDlc9Q0Lso[1]
自民党の草案とやらを要約すると、こうなる。
https://twitter.com/o_omae/status/751384142479126528/photo/1
憲法に、
「自由と権利は、公益と秩序の範囲内でのみ認める」の条文について、
ネットでは、
「公益と秩序の範囲内に制限するように書かないと、
自由と権利ばかり主張して公益と秩序を守らない奴等が野放しにされるから、
制限することを表した記述は絶対に必要だ!」
と言う意見で溢れかえっていますが、
現在、こんな記述が無くても、
殺人犯を死刑にする等、
公益と秩序のために例外的に政府が国民の自由と権利を奪うことは、
すでに、できています。
例外的に当たり前のことをしたいだけなら、こんな記述、要らないのです。
憲法に、あからさまに、こんな記述を書くことに固執している、ということは、
殺人犯を死刑にするとか、そんな当たり前のことではなく、
皆さんが「そんなことで自由と権利を奪われてたまるか!」と思うようなことで
奪うことを計画している、ということです。
要するに、
制限することを表した記述を盾にしないと強要できないような
暴挙としか思えないことを計画していると言うことです。
そうでなかったら、
他にやらないといけないことが山ほどあるのに、それをそっちのけにして、
この記述を捻じ込むことに、これほどの労力をかけるわけがない。
すでに、殺人犯を死刑にするとかは、できてるのだから。
緊急事態宣言の条文になると、もっと恐ろしい。
権利には、生きる権利もあるが、
緊急事態宣言の条文が加わると、
不理尽な命の犠牲を国民に強要する法律を、
総理大臣が、独裁で、好き勝手に作れる。
あと、ネットでは、
「中国軍が日本の領土に侵略して来たときに9条があると抗戦できないから、
9条は廃止しないといけない」
という意見で溢れかえっていますが、全くの言いがかりです。
9条があっても、日本の領土内なら、抗戦してもかまわないだろう。
外国の犯罪組織が日本に不法入国して犯罪を犯したときに、
相手の武力が大き過ぎて生け捕りできなければ警察が止む終えず射殺する
ことはあるだろう。
戦闘を日本の領土内で行う限り、警察の治安維持活動です。
警察の仕事を、武器の関係上、自衛隊が代行するというだけ。
日本の領土内であっても自衛隊に武器を使わせない規定にしたのは、
9条と関係なくそう規定したから、というだけだろう、日本の領土内は。
集団的自衛権を相互に行う条約をアメリカと結んでいるのなら、
自衛に関しては、アメリカの領土は日本の領土と同じなのだから、
戦闘をアメリカの領土内で行う場合も、警察の治安維持活動です。
日本の領土内とアメリカの領土内から外に出なければ、何の問題も無いんだよ。
自民党もマスコミも、9条の廃止が必要な理由を説明するとき、
中国軍が日本の領土に侵略して来たときという関係のない例を持ち出して、
騙してる。
9条があるとできないのは、
日本の領土でもアメリカの領土でもないとこでの戦闘だろう。
政府がアフリカのスーダンでの駆けつけ護衛を計画してるとこを見ると、
9条は廃止したい理由は、そっちだろう。
9条の廃止が必要な理由を説明するときに、
アフリカのスーダンでの駆けつけ護衛の話を持ち出すのが正しいやり方だ。
唯一、9条の廃止が必要な理由があるとすれば、
日本の領土内やアメリカの領土内に、領土の外からミサイルを現実に撃って来たとき、
ミサイルを撃ってる奴を、領土の外で攻撃する場合だ。
現実に撃って来た場合にそれができるように9条を改善する余地はあるが
(撃って来る可能性があるくらいでは駄目。現実に撃って来た場合だけOK)、
日本の領土内やアメリカの領土内が攻撃を受けてないのにする、
アフリカのスーダンでの駆けつけ護衛まで可能にする必要はないと思う。
駆けつけ護衛は、日本の自衛でもアメリカの自衛でもないんだから、
そんな自衛でもないことで殺人を犯す必要はないだろう。
殺す相手が、本当に「殺されて当然の相手」か否か、誰が決めるんだ。
憲法を変える議論を進めたいのなら、
まず、この草案をゴミ箱に捨てて白紙から始めてもらわないと、話にならない!
この草案をベースに始めたら、この草案に似た物になるんだろう!
そんなもの、許せるか!
http://www.asyura2.com/16/senkyo209/msg/372.html#c5