3. 2016年5月22日 08:59:22 : FEC2VmUkl2 : @qdgvYvYfhw[1]
>ロシア人はキリスト教徒としてよみがえった、おそらく世界唯一の道徳的に優れた国だろうと私は理解している。ロシア国民と、ロシア政府が、どうしても自ら問うべき疑問は、自国の法律のみならず、国際法にも従わないような欧米戦犯連中と、我々は本当に付き合いたいと思っているのか否かだ。
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ロシア人は国際法に従わないような欧米戦犯連中とつき合わないだろうし、無視するだろう。
ただ国際法に従わない欧米戦犯連中がロシアの権益を侵すことになればつき合わざるを得ないだろうし、時には力を使うこともためらいはないだろうし、直接的ではないけれども間接的には欧米戦犯連中の息がかかったジョージアやウクライナのゴロツキどもと戦ってきたし、今も戦っている。
クレイグ・ロバーツも危惧する核戦争の懸念は、プーチンがクリミアの独立を巡って欧米の圧力が武力的措置も含めて過度にかかった場合の対抗措置として考えたことはあると認めたとき以降、とくに米国の側からロシアに回避の方法を話し合うためにキッシンジャーが訪問したことで米国の現実派(リアリスト冷戦経験者)から歩み寄りがなされた。
ロシアのシリア空爆はキッシンジャーの訪露の後から始まったが、オバマがほぞを噛もうと米軍が不快を示そうと、冷戦が崩壊しても勝者である欧米が絶対に侵してはならない聖域は存在するということをキッシンジャーは知り抜いている。
それはクレイグ・ロバーツも同じだろう。
プーチンが繰り返し欧米に対して言うことは、貴方たちは聖域を忘れたり無視してはいけませんよということだけであり、聖域を侵せば世界中にびっくり箱の中身をぶちまけることになってしまう、それは放たれたら最後、びっくり箱に戻すことは非常に難しいものです、おわかりですよね?ということである。
先ごろ、米軍関係者はロシア軍が完全に、なおかつ以前より強力に復活したと認めたが、それは懸念とともにアメリカが世界の警察であり続けねばならない根拠は消えうせたという認識でもあると思う。
ネオコンは相変わらず危険視せねばならない勢力だが、ネオコンが動けば動くほど相対的にアメリカの力が減退するジレンマにいら立っているのは、実はキッシンジャーやクレイグ・ロバーツのようなリアリストたちだということをよく表した記事である。
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