3. 2016年5月13日 13:59:38 : O5YRZu0tYk : 9MK3CELqF7c[1]
FDAの調査によれば、2005年から2009年の間に、AEDの問題報告が、85%増加した。
この5年間に不具合が報告されたAEDは、2万8千台以上で、50台に1台の割合で不具合が報告されていることになる。
不具合の結果、750人位以上の人が死亡している。(後述するように、正常に作動しても、救命ができたか、どうかは、別問題だ。)
フィリップスも日本光電もAEDの製品回収を行っている。
>フィリップス 一部AED 正しく動作しない恐れ PHILIPS 「半自動除細動器 ハートスタート HS1」 回収
http://www.recall-plus.jp/info/24745
>相次ぐ死亡事故 日本光電工製AED 滋賀・大阪・奈良/救急車は最低2台装備を
http://n-seikei.jp/2011/02/post-2088.html
日本語で「自動体外式除細動器」と訳されているように、適用は、心室頻拍、心室細動に限られており、一般的な心停止に対して、すべて適用できる訳ではない。
適用範囲外では、AEDは電気ショックを発生させない仕組みになってるけれど、現状では、電気ショックを発生させる場合がある。
以下の論文は、愛知医科大学病院内に設置された2004年5月から2007年1月までのAEDの使用例、並びにその救命数と、救命患者の予後を分析したものだ。
Table 3の一部を以下にまとめる。
@ 心室頻拍、心室細動 7例
電気ショック発生 5例 救命 2例 死亡 3例
電気ショック不発生 2例 救命 1例 死亡 1例
A 心停止 29例
電気ショック発生 7例 救命 2例 死亡 5例
電気ショック不発生 22例 救命 2例 死亡 20例
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhrs/24/1/24_1_26/_pdf
この結果は、投稿者の推測「AEDを使ったところで一時的な延命しかできないと思われる」を裏付ける。