10. 2016年11月25日 03:48:49 : 32huwzSpC6 : 9IwaVRcz_Lw[1]
私も先日この作品を観ました。
この作品は日常を丹念に描いているからこそ、それが戦争によって
破壊される悲しみや悲惨さが際立っているのだと思います。
玉音放送後の主人公すずの慟哭は、体制に対する怒りと同時に、
当時の多くの国民がそうであったように、積極的に戦争に
加担したわけではないけれど、時勢に流された結果、
大切なものを失ってしまった自分自身に対する怒りでも
あったように感じました。
そしてこのすずの姿は、明日の私やあなたかもしれないということを、
この作品は突き付けているように感じました。