91. 2016年3月10日 11:42:39 : Mu4nsHMjoA : 8Z1BYGFtrWA[1]
高浜原発3・4号機 運転停止命じる仮処分決定が下されたこと、3号機は水素爆発のみか、それとも水素爆発+燃料プールでの核爆発(水蒸気爆発)かの決着するためにも、3号機燃料プールの全体の映像、早く公開してほしいですよね!
3号機の爆発は、水素爆発+燃料プールでの核爆発(水蒸気爆発)と考えています。東電福島第一事故で、水素爆発の水素の供給源を日本原子力文化財団ホームページでは、「燃料棒が水(水蒸気)と反応して発生した。」となっていますが、原子力施設での水素発生源は、他にもあります。
その一つ目の事象は、フリー百科事典「ウィキペディア」で「炭素14」で検索すると、(内容の一部です)
炭素14は対流圏上部から成層圏で、窒素原子に熱中性子(専門書では、1.5MeV程度の中性子)が吸収されることによって生成している。宇宙線が大気に入射するとさまざまな反応が起こり、その中には中性子を生成するものもある。生成した中性子と窒素原子から以下の反応によって炭素14が生成する。
n + 14N → 14C + 1H
と示される。つまり、窒素原子に中性子が取り込まれると、放射性物質である炭素14と水素が生成される。原子力発電所は、運転時において格納容器に窒素を入れている。
事故後に、1〜3号機の格納容器に窒素を入れた訳は、1.5MeV程度の中性子を吸収することから、もし、メルトダウンした燃料が水の中に無い場合には、核分裂を抑制してくれるはず。
二つ目の事象は、フリー百科事典「ウィキペディア」で「中性子」で検索すると、(内容の一部です)
直径は約1fm。原子核の外ではわずかな例外を除いて中性子は不安定であり、陽子と電子および反電子ニュートリノに崩壊する。平均寿命は886.7±1.9秒(約15分)、半減期は約10分。
と示される。つまり、中性子線は、他の物質に取り込まれなかったとき、ベータ崩壊し陽子と電子となり、結びついて水素かできる。
福島原発1号機は、ベントが成功し、約1時間後に水素爆発したことが時系列に示されています。水素爆発に至る経緯は、まず原子炉内の水が無くなったことにより制御棒による中性子吸収が出来なくなり、代わって、格納容器内の窒素が中性子を吸収したため、水素を大量に発生させた。そして、ベントが成功し格納容器内に空気(酸素)が取り込まれ水素爆発に至った。1号機の爆発映像と3号機の爆発映像が違うのは、1号機は格納容器内から水素爆発が始まったためだと思う。
3号機の爆発では、燃料プールの水位が下がって、燃料プールの新燃料が、核分裂の火種である中性子をどこからもらったかが、今回の事故での謎となってしまうが、3号機は3/13の3時ごろ冷却システムが停止して、同日9時ごろからベントを開始しています。よって、格納容器の窒素は、空気に置換される。メルトダウンした燃料は、ホウ酸水がなければ、自由に核分裂する。核分裂で発生した中性子は、格納容器は分厚いコンクリートで、中性子の散乱体となり、燃料プールの水位が下がれば、原子炉ウェルと燃料プールの間のコンクリートの薄いゲートから、原子炉建屋5階(オペフロ)に放出される。発電所正門でも中性子が検出されている。4号機の新燃料に影響を与え核分裂が起こり、水素爆発した。通りすがりの者の「福島第一事故」の考察です。
福島原発事故被害者のためにも、速くの事故原因の究明がなされて欲しいですね。
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/813.html#c91