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[戦争b17] シリア病院・学校空爆で「市民50人近く死亡」 国連と米が非難 ロシアは米軍による空爆だと断言するも証拠は示さず  AFP ダイナモ
35. 母系社会[1150] leqMbo7Qie8 2016年2月18日 11:48:07 : 9fSDLq3NpY : 8We2HHDVh6A[1]

●シリア政府軍やロシア軍が街を空爆したり、戦車砲や迫撃砲などの大口径砲で攻撃をしたら、市民が巻き添えになるのは当たり前のこと。また、反政府側もシリア政府を貶めるために、化学兵器で自派の支配地域を攻撃してシリア政府の仕業であるかのように偽装する「偽旗作戦」をしたり、手製のロケットでシリア政府軍が支配する街を攻撃しているので、市民も巻き添えになっている。

紀元前に書かれた孫子の兵法書でも、戦争をせずに勝つために「偽旗作戦」のような謀略戦を行うことは推奨されていた。古今東西の情報機関の世界では、謀略戦は大昔から行われていたことで、別に悪いことではないとされている。

というか、謀略戦を行うために情報機関は設置されるわけで、仮に9・11が米国による「偽旗作戦」であるなら、古今東西の情報機関員たちは、9・11は歴史的に最も成功した「偽旗作戦」だと称賛しているだろう。

現在のように、武装した主権国家が分立してお互いに疑心暗鬼している状態では、政府が自国民を大量に殺す「偽旗作戦」のような謀略戦も必要=善とされてしまう。狂ったとか言い様がない世界で人類は生きている。

●そもそもシリアや、リビアやマリなどの中東・北アフリカ地域が不安定化した背景には、欧米やロシアによる度重なるイスラム世界への介入や、米国発の「リーマンショック」による世界経済の悪化、そして、これらの地域の気候変動で乾燥化が進み、農業や牧畜業が壊滅したことがある。

また、そうした混乱を利用して、欧米が更にイスラム世界に介入した結果、ISのような「モンスター」が誕生してしまった。だから、欧米やロシアは介入を止めて、イスラム世界のことはイスラム世界の人たちに任せるべきである。

その結果、仮に、かつての「オスマン帝国」のような巨大なイスラムの「統一国家」が誕生して核武装しても、イスラエルが解体されるだけ。むしろ、冷戦時代のように、今よりは安定した世界になるだろう。この「統一国家」が欧米やロシア、日本を攻撃するようなことは起きない。

むしろイスラムの「統一国家」と欧米やロシアとの関係は、徐々に安定化へと向かうのではないか。というのは、たとえISが「統一国家」を支配する事態となっても、ISがグローバル化で経済の相互依存関係が高度になった現代世界で、この「統一国家」を安定的に支配するには、各地の既存勢力と妥協せざるを得ないからだ。

それで、エジプトの「モスレム同胞団」が武装闘争を止めて「穏健派」に変身したように、権力を維持するためには、ISのような組織も「穏健派」に変身するしか選択肢が無くなるからである。

●「偽旗作戦」が盛んに行われている今の世界では、反政府側地域が攻撃されたからと言って、直ちにシリア政府軍が攻撃したとも言えないのは当たり前の話である。

もちろん、シリア政府やロシア側が主張しているから正しいとも言えないし、国連の発表だから正しいとも限らない。また、政府機関が資金を出している怪しい「市民団体」(NGO)も多く、中立的な「市民団体」でも誤認することはありえる。誰も信用できないのが、今の世界。

★結局は、個々人の判断で、自分が信頼する団体や関係者の主張を信じるしかない。それで自分自身の確信(先入観)も、時々は自問自答して吟味・検証しなければならない。われわれは、ある角度から世界を見ているだけ。誰もが「井の中の蛙」であることを免れ得ない運命なので、小沢一郎氏が喝破したように「変わらずに生き残るためには、自ら変わらなければならない」のである。


http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/182.html#c35

[政治・選挙・NHK201] これが「アベノミクス」の超破壊力だ!(simatyan2のブログ) 赤かぶ
34. 母系社会[1151] leqMbo7Qie8 2016年2月18日 17:26:57 : 9fSDLq3NpY : 8We2HHDVh6A[2]
●「アベノミクス」は、日本国があたかも「真の共同体」であるかのように偽装して、実際の日本国は「偽の共同体」(市民社会)と「真の共同体」の二階建てであることを否定することで正当化される経済政策。

つまり、「アベノミクス」なるものは、資本主義社会における<階級>の存在を認めない近代経済学者の空想の産物である。

だから、革命とは「偽の共同体」である「市民社会」を解体し、「真の共同体」に変えること、つまり<関係の革命>であり、支配階級を殺すことではない。これはマルクス派でなくとも、仏教の僧侶たちが本気で仏教の神髄である「空」を説く経典「般若心経」に書かれた関係主義的世界観や、「いろは歌」に表されている世界観を広めれば、半ば可能となる(笑)

●近代経済学者やネトウヨたちの人間観は驚くほど幼稚で、<感性>さえもが言語に左右されていることを知らず、彼らの脳味噌は<理性>を事実上万能視する19世紀の知的レベル(合理主義・進歩主義・啓蒙主義)で停滞している。

この原因は科学者が哲学を「思弁的」(解釈的)と言ってバカにし過ぎて、科学理論自体にも解釈や推認などの「思弁」が必要で、解釈無しでは科学理論も成立しないことを学ばなかったからである。

このことは、あのアインシュタインさえもが免れなかった。彼の「神はサイコロを振らない」とかの因果論のような「合理主義」=「機械論的自然観」など、何らかの実証不可能な認識の枠組みとなる「パラダイム」無しでは、つまり解釈や推認無しでは科学理論自体が成立しない。何らかの「パラダイム」(歴史的先入観)抜きでは、人間は誤認することすら出来ないのであり、これが理性の限界である。

●自然物なら、素材や形、名称が全く変われば、別の存在と見なされるのだが、「読売ジャイアンツ」の場合は、初期のメンバーも拠点となる球場も、球団の名前も変わったが、それでも同じ<野球球団>と見なされている「不思議な存在」で、自然物のような実体ではない。

ネトウヨたちは、国家や民族は、その成員が死んだり、生まれたりで入れ替わるのに、それでも同じ国家や民族であるかのように現前=思えること、つまり国家や民族は実体ではなく、様々な関係性が物象化した「もの」であることを知らない。

国家や民族、会社、団体などの何らかの人間集団は、それに属する人々の相互の関係性や自然との関係性を自覚化=対自化したもので、半ば観念=幻想(イメージ)であり、「社会的実体」とでも言う他ない存在。(正確には自然物さえも「事」であり、実体ではないのだが)

●そもそも、現在の日本の標準語(日本語)や英語、フランス語、ドイツ語、中国語などの各国の言語は、近代に成立した国民国家や近代の作家などにより創られた言語であり、たかだか200年ぐらいしか歴史は無い。

日本語の「話し言葉」はNHKのアナウンサーらが、「山の手言葉」をベースに創ったので、「江戸弁」でも「山の手言葉」でもない新しい言葉だった。「山の手言葉」自体が江戸幕府が出来た時、日本各地から集まった武士たちが言葉が通じなかったので困り、共通語として創られた「人工的言語」。

江戸時代の日本の民衆には、日本民族とか日本の国民とかの意識は無かったので、福沢諭吉は「学問のすすめ」で、日本には国はあるが、国民はいないと嘆いた。日本民族(大和民族)という意識は、ヤマト王権が1000年以上前に、われら東日本人の祖先である蝦夷の国を侵略して、武力で日本国に併合して以来の長い年月を経た明治以降に、明治政府により創られた民族意識。

●これは西欧でも同じで、ナポレオン戦争後のヨーロッパの国家体制を決めた1814年の「ウィーン会議」の時でさえ、「民族自決」を要求する「民族」など、西欧には一つも無かった。ところが、第一次大戦後の1919年の「パリ講和会議」では、各地の民族が「民族自決」を要求して大紛糾したのである。

だから、「民族」とか「国家」はマルクスが指摘したように「幻想の共同体」。それらは半ば意識的存在であるので、それぞれの民族や国民が勝手に異なった領土意識を持ち、領土紛争が起きる。「民族」や「国家」は<物>ではなく<事>であり、他との関係次第で生成消滅する「物象」(フェティシュ)である。

●資本主義では労働時間が長ければ、長いほど生産性が高まってコスト削減ができ、価格競争にも勝てて資本家が得る搾取量が増える。だから、資本主義では「表現の自由」の権利を認めても、それを実行する「自由時間の拡大・延長」、つまり「労働時間の短縮」は、この社会の真の主権者である資本家の課題・目標とならない。

それどころか逆に、<進歩をもたらす経済競争は良いこと>という「進歩主義」と「自由主義」を「資本主義の大義」として唱える新自由主義の近代経済学者は、8時間労働制などの規制を悪として、労働時間の制限を無くす「ホワイトカラーエグゼンプション」などの規制緩和を唱える。

★資本主義とは、大部分の労働者が昔のような職人ではなく、使い捨て可能な「単純労働者」、機械のマニュアルが読めるだけで良い「単純労働者」となる社会のこと。栄枯盛衰が激しい資本主義では、短時間の訓練で様々な労働が可能な「単純労働者」が大量に必要であって、経営者にとっては扱いが難しい昔堅気の<職人>はいらなくなるから。

★だから、NHKが職人をいくら賛美して「職人を目指そう」と呼びかけても、資本主義の社会自体が職人を求めないので、ほとんどの労働者(非正規労働者)は短期間で離職せざるを得ず、職人には成れないのである。

●新自由主義者だけでなく、現代日本の大多数の人々が確信している「性悪説」は、人々が騙し合わないと生きられない「貨幣経済」=「市場経済」が産み出した人間観なのだが、彼らは「市場経済」が産み出した人間観で「市場経済」を肯定する根拠にして社会主義を否定する。

これは、ドロボーが「物騒な世の中だから注意して下さい」と警告するようなもので、典型的な自作自演の「マッチポンプ論理」だが彼らは気付かず、社会主義は実現性が無い「ユートピア思想」の理想主義と批判する。

しかし、彼らは失敗した「アベノミクス」も現実主義という「理想主義」であることに気付かない。社会主義は「イデオロギー」だと批判する思想自体も「イデオロギー」であることと全く同じ。

「理想主義」と批判する人は、そもそも政治とは<理想像>を巡る血を流さない「争い」であることを知らない。そもそも、社会や国家、世界について理想像が無い人は政治には無関心である。政治に関心を持つということは、社会や国家、世界についての理想像を考える人だけで、その意味でネトウヨも理想主義者である。

★まだ、貨幣経済が社会の隅々まで浸透していなかった中世ヨーロッパ社会では、神は極少数の悪人を創造するので、大半の人々は善人として創造されたという実質的「性善説」の立場のキリスト教の教義が素朴に信じられていた。

それで、中世社会では性善説が主流だったが、貨幣経済が社会の隅々まで浸透して、現在の日本社会のように、誰もが多少の「ウソ」をつかなければ生きられない社会となって、初めて、誰もが自己の心の<悪>を直視せざるを得なくなり、「性悪説」が主流となったのである。

★おそらく、近代社会のように、同じ社会に生きる同胞が信じられず、「悪人かも」と疑うような「性悪説」が主流となった社会は人類史上で初めて。だから、自分の生活がどんなに豊かになろうが、人々は<不安>から逃げられない。

<不安>が様々な現代病を引き起こし、その代表が吉本隆明が指摘したように「ウツ病」なのである。(大多数の日本人が、日常的の脅威に思っているのは韓国人や中国人ではなく、同じ日本人=隣人なのである)

★仏教や実存主義者が唱えてきたように、人間には<本質>が無いので性善説も性悪説も誤り。関係・環境次第で善にも悪にも成るのが人間という柔軟な生物であり、この柔軟性で人類は環境に適応して、これまでも生き延びてこれたのである。

●仮に自由時間がゼロとなったら、「表現の自由」の権利は形式だけの無意味な権利となるが非正規雇用化で、初期資本主義時代の12時間労働のような奴隷労働が日本だけでなく、世界中の先進国でも既に始まっているが、彼らは資本主義を必要悪の社会であるかのように考えて肯定する。

資本主義では技術進歩が「労働時間の短縮」、つまり「自由時間の拡大・延長」には使われず、実質的自由は拡大しないどころか、非正規雇用化で昼と夜とで別の仕事をするなど強いられ、日本の「自由度」は減り始めている。資本主義は発展すればするほど、純化すればするほど必然的に、「営業の自由」以外は無い社会へと「進化」して、自滅する社会である。

★真の「社会主義」とは、技術進歩を主に「労働時間の短縮」、つまり「自由時間の拡大・延長」のために使って極力、人々の自由を拡大しようとする体制のこと。そのためには東北大震災の時のように競争ではなく、協力し合い助け合う体制を日常化するのが社会主義である。

(このような労働をしている親たちを毎日見る子供たちも競争に晒されて将来への期待・希望を失い、既に日本とイギリスの子供の10人に1人、米国では5人に1人が「ウツ病」か「ウツ傾向」で日本では、毎年500人以上の未成年が自殺するし、20代の死因の1位は自殺。子供や若者が自殺する社会が今日の先進国)

八時間労働制
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E6%99%82%E9%96%93%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%88%B6

(WIKI)自主管理社会主義
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E4%B8%BB%E7%AE%A1%E7%90%86%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%B8%BB%E7%BE%A9


http://www.asyura2.com/16/senkyo201/msg/376.html#c34

   

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