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舛添知事の釈明3分 都民落胆「何も伝わらない」「誠意ない」
2016年6月2日 東京新聞
舛添氏の「公私混同」疑惑
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一日に開会した東京都議会の六月定例会で、舛添要一知事が政治資金問題や高額な海外出張など自らの「カネの使い方」について陳謝した。ただ、この日も具体的な説明はなく、弁護士に依頼した調査結果の会期中の公表を約束しただけ。傍聴した都民らは「何も伝わってこない」「誠意が感じられない」と落胆し、辞職を求める声も聞かれた。 (皆川剛、川上義則)
都議会本会議の傍聴席にはほぼ満員の百七十人以上が集まり、一連の問題への関心の高さをうかがわせた。
「所信表明だからすぐ終わってしまったのかもしれないが、あまりに型にはまった言葉で、誠意が全く感じられなかった」
初めて都議会を傍聴したという東京都三鷹市の石井憲之さん(68)が話す。前知事の猪瀬直樹氏は医療法人から五千万円を受け取った問題で辞職。「猪瀬さんの件もあったので、疑惑とは無縁な人に投票したつもりだったから、余計にショックだ」と肩を落とした。
二十五分間の所信表明で、疑惑に関する謝罪や発言は、冒頭と最後の計三分四十秒。途中では、二〇二〇年に迫った東京五輪・パラリンピックなど都政が抱える主な課題への考えを説明。終始手元のメモに目を落とし、顔を上げることは少なかった。
その様子を見た練馬区の小見野(おみの)令子さん(65)は、「発言が一本調子で何も伝わってこない。五輪に力を入れていれば大丈夫だと思っているのだと感じた」と厳しい。朝の情報番組で傍聴ができると知り、初めて訪れた。一四年の都知事選で税金の無駄遣いを批判した舛添氏に投票したことを、「とても後悔している」という。舛添氏は会期中に調査結果を説明するとしたが、「もう何も望まない。とにかく早く辞めていただきたい」と語気を強めた。
議場では、共産党など一部の都議から「責任はどうするんですか」「資格ないよ」などのやじが飛び、議長から制止される場面もあった。対照的に傍聴席の都民らは静かに、知事が発言する様子を見守った。
江戸川区の伊藤常子さん(68)は「都民の代表として、各会派には追及してもらいたい。特に自民、公明は自分たちが推した知事ですから」と注文。ただ、舛添氏の説明いかんにかかわらず、「続投は許せない」と話した。
杉並区の阿部三郎さん(65)は「彼は金に汚いという先入観があり、(自分自身が)公平な目で見られたかどうか」と冷静に語る。
「総スカンを食う中でどこまで厚顔を貫けるか、人間としての舛添さんに興味があるし、膨大な費用がかかる選挙はすべきではない」と話す一方、「舛添さんは実績が乏しいので、持ちこたえられないかもしれない」と苦笑した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016060202000132.html
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/175.html#c2