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甘利氏の元秘書に「労働ビザを口利き依頼」 業者証言
2016年2月3日05時36分 朝日新聞
写真・図版 建設会社側から甘利明氏側への金銭の流れ
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甘利明・前経済再生相をめぐる現金授受問題で、現金を渡した建設会社の総務担当者が、外国人の労働ビザ発給に絡む口利きを元秘書に頼み、現金40万円を渡したと朝日新聞の取材に語った。補償交渉に絡み、国土交通省局長へ渡す商品券代の趣旨で元秘書に30万円を渡したとも主張した。甘利氏の事務所は「事実関係を精査している」としている。
総務担当者の一色武氏(62)によると、2014年と15年、知人の外国人の関係者が日本国内で働くためのビザ発給に関する口利きを頼む趣旨で、一色氏は甘利氏の元秘書らに自身の資金から現金20万円ずつ計40万円を渡したという。元秘書らの実際の関与は不明だが、一色氏は「(資金提供後)たった17日くらいで(ビザが)出た」と話す。
法務省は取材に、「プライバシーに関わるので答えられない」としている。
一方、同省は2日の国会内での野党の会合で、甘利氏の事務所から15年に、ビザ発給に絡む進み具合についての問い合わせが2回あったと明かした。
同省は、問い合わせの際に甘利氏側から提出された「申請受理票」2点の写しも示した。受理票は、外国人が在留資格を得るための申請を入国管理局が受け付けたことを示す書類で、公開された受理票は一部が黒塗りされ、申請者の国籍はいずれも「中国」と記されていた。同省はこの2件は今も審査中としており、一色氏が証言した件とは別件とみられる。
同省の担当者は野党側に「(2日に明かした2件は)口利きというか、許可できないものを何とかならないかという内容ではない」と話した。
■「国交省局長名目も」
一色氏は朝日新聞の取材に、国土交通省の局長に渡す商品券代の名目で、元秘書側に「現金30万円を払った」とも証言した。証拠として、紙幣の記番号が分かるようコピーしたものや、渡した日付という昨年4月23日付のメモ、渡した現場という神奈川県平塚市の飲食店の同日付の領収書なども示した。
千葉県の建設会社は、独立行政法人の都市再生機構(UR)と道路工事の補償をめぐって交渉している。同省はURを所管している。
この名目での受け渡しで、元秘書から領収書は受け取っていないという。一色氏は「(同省)局長が受け取ったかどうか分からないが、現金を秘書に預けたのは間違いない」と話した。
同省は朝日新聞に、商品券の受け取りを否定している。甘利氏の事務所は「事実関係を精査している」と答えた。
一方、石井啓一国土交通相は2日の会見で、甘利氏の元秘書らとURが面会した際のやり取りについて、「URが補償を上積みすることはなく、大きな問題はなかった」という認識を示した。元秘書らについては「他の議員のやり取りにコメントする立場ではない」と述べるにとどめた。(小寺陽一郎、遠藤雄司、中村信義)
http://www.asahi.com/articles/ASJ225HZ2J22UTIL02Z.html
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