36. 母系社会[1107] leqMbo7Qie8 2015年12月26日 23:32:47 : bA9jh5lPe6 : 3LVjCpCLjD0[1]
>>31さん
孔子は、儒教 経典『 礼記 (らいき) 』 礼運 (れいうん) 篇の冒頭で、大同思想に基づき「大同社会」を儒教の理想社会として論じました。この儒教が実現を目指した「大同社会」は、「天下為公」の社会なので、現在の言葉で言えば社会主義社会(共産主義社会)です。
というのは、儒教が理想とする古代中国の聖人「堯(ぎょう)」や「舜(しゅん)」は、人民と同じレベルの生活をしていた君主で、しかも自分の子供ではなく、優れた他人に君主の地位を譲ったからです。つまり、「大同」社会とは、土地や財産は公有制で、格差が無い平等社会のこと。だから、儒教が理想とする「大同社会」は社会主義社会です。
ケ小平が実現すべきと提唱した「小康社会」とは、儒教では「大同」という究極の理想社会の一歩手前の社会のことで、「小康社会」とは儒教の用語。中国には、中国共産党は「儒教社会主義」の政党になるべきと唱える有力者もいます。
また、古代ギリシャのアテネやスパルタなどの都市国家は、一種の社会主義社会ですし、哲人プラトンやアリストテレス、ソクラテスも共産主義者。特にスパルタは、都市そのものが一つの家族の家のようなもので、勝手に他人の家に入り、その家の食料で食事をしても合法だった。
あるいは、キリスト教の修道士が、キリストの精神に倣って祈りと労働のうちに共同生活をしている修道院や、仏教の出家者が集団で暮らした僧伽(サンガ)も、一種の社会主義社会。
また、相対性理論のアインシュタインも社会主義者で、1993年にノーベル平和賞を受賞した南アメリカのネルソン・マンデラは、南アフリカ共産党の最高幹部(中央委員)だったし、三重苦のヘレンケラーも社会主義者。
★古代からのアジアの伝統思想=世界観では、土地は「天」のもので、特定の個人が所有して良いものではないと考えられていた。これは日本も同じで、江戸時代には不動産業など無かった。一般的には、土地は売り買いできるものではなかったから。(日本で、初めて土地を金で買ったのは、後の三井財閥の江戸日本橋の三井越後屋呉服店)
要するに、今の言葉で言えば、地球は全人類の財産であり、特定の国家や民族、個人が独占的に所有して良いものでは無いというのが、古代からのアジアの伝統思想であり、世界観です。
★社会主義(共産主義)を否定する31さんは、アジアの伝統思想を忘れ、頭が西洋人となってしまった「名誉白人」ですね(笑)
2009年度日本日中関係学会全国大会報告
http://www.mmjp.or.jp/nichu-kankei/taikai/09.10.10toukaihoukoku.html
名誉白人
http://www.weblio.jp/content/%E5%90%8D%E8%AA%89%E7%99%BD%E4%BA%BA
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/675.html#c36