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[自然災害21] シティコープ、マックに続いて米フォードも日本撤退の意味は? taked4700
16. taked4700[4941] dGFrZWQ0NzAw 2016年1月28日 04:16:02 : aj0J9ZpwsY : 3JDREpr6WSg[1]
>>10

>今の政権の異常ともいえるような軍事力に対する情熱をなぜ国土の安全問題に対して向け得ることが出来ぬのか?

やはり、テロへの恐怖があるからではないでしょうか?フランスでのチャーリーエブドのテロは明らかに日本を意識したものでした。また、ISは明確に日本をテロの標的の一つとして言明しています。

ただ、ISの場合、少なくとも直接的に日本を標的にする利益はなく、彼らの目的は石油利権であり、原油価格引き下げをやらせて原発廃炉をさせることですから、そろそろ、日本は原発廃炉を明確に掲げて、再生可能エネルギーでのエネルギー自立化を国策の最大優先事項として取り組むべき時期に来ていると思います。

関東地方でも開発が可能であると言われている地下4000m程度の地熱井戸での地熱発電は未だに試掘さえやられていませんが、ドイツやアイスランドで実績は担当官庁は把握をしているのでしょうか。

http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/239.html#c16

[自然災害21] ジブラルタル海峡で大地震 taked4700
18. taked4700[4942] dGFrZWQ0NzAw 2016年1月28日 04:37:14 : aj0J9ZpwsY : 3JDREpr6WSg[2]
>>17

>おいおい、話を逸らしているぞ これから地震が “起るかどうか”の話ではないだろう
>何の被害も出ていないM 6程度の地震なんかを大地震と“言えるか否か”と言う話だぞ 誤魔化しはお断りだ。

違うと思います。M6.2はかなりの大きさです。通常発生しているM2程度の地震を「大地震」と呼ぶことは明らかな誤用ですが、ヨーロッパのこの地域でのM6規模は十分に大地震と呼んでいいと思います。

以下その理由です。というか、既に記事中にも書きましたし、コメントでも述べてありますが。

1.地球規模でのM9地震連鎖の時期に入っていて、今回のM6地震が今後近い将来の内陸部でM7からM8地震の前兆である可能性があること。

2.ヨーロッパの場合、原発が沿岸部ではなく川沿いの内陸部にあることが多く、ヨーロッパの様な硬い地盤の地域では川そのものが活断層であることがあること。

3.硬い地盤で地震が起こると、日本で通常経験しているような横揺れではなく、縦揺れ、縦波による被害を被る可能性が高く、原発の様な巨大建築物は非常に危ないこと。

そもそも、記事中に「特に大きな被害はない様子」と書き、また、「問題は、地中海沿いの微小地震が2013年の末ごろから大きく変動していること」と述べてあります。そして、その結果、「リスボン沖での大地震の再来もあり得るでしょうし、原発が数多く立地するフランス国内でのM5規模の地震発生も有り得ます。M5規模は日本ではごく当たり前の規模ですが、ヨーロッパの堅い地盤では非常に強い衝撃波を発生し、通常の地震被害とは全く別の被害を発生させます。原発廃炉をきちんとやるべきです。」とも述べてあるのです。こういった部分については目をつぶり、単に「何の被害も出ていないM 6程度の地震なんかを大地震と“言えるか否か”と言う話」にしてしまうこと自体が間違えです。

http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/237.html#c18

[自然災害21] シティコープ、マックに続いて米フォードも日本撤退の意味は? taked4700
17. taked4700[4943] dGFrZWQ0NzAw 2016年1月28日 05:01:01 : aj0J9ZpwsY : 3JDREpr6WSg[3]
>>11

>アメリカの保険会社も撤退したんでしょ
>これから日本人が未曾有の状況に置かれて保険屋がやっていけなくなると

次の記事で書かれていることを云われているのですね。つまり、

>AIGはCIA出身者の創業ですから、米戦争屋系企業ではないかと思われます。ところが、AIGは3.11事件勃発前の2010年10月、米戦争屋系石油メジャー・エクソンと並んで、突然、日本から撤退しています(注5)。

http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/32355768.html
タイトル:米国がん保険会社アフラックの日本郵政提携強化:3.11事件やTPPとの因果関係とは

1.日本郵政、アメリカ様の圧力にて、独自のがん保険事業参入を見送る

 2013年8月25日のマスコミ報道(注1)によれば、日本郵政は独自のがん保険事業を止めて米生保アフラックとガン保険事業で提携すると発表されており、日本政府が参加表明したTPPとの関係が取沙汰されています。本件、日本をステルス支配している米国戦争屋が日本政府に強い圧力をかけた結果であるのは明らかです。

なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログNo.687の注記をご覧ください。

2.日本郵政は米国寡頭勢力の草刈り場となってきた

 2000年代、極めつけの隷米政権だった小泉自民政権時代のメインテーマは郵政民営化でしたが、ネットでは、これはアメリカ様の日本国民資産乗っ取り謀略と受け取られてきました。

 本ブログもそのように捉えてきました(注2)。

 この当時、日本の国民資産争奪をめぐって、米国寡頭勢力内の米戦争屋と欧米銀行屋の間で争奪戦が繰り広げられていました。2009年当時、日本郵政社長は三井住友銀行系の西川氏でしたが、三井住友は欧米銀行屋の代表・ゴールドマンサックスとの関係が深く、日本郵政利権争奪戦では欧米銀行屋が優位に立っていました。

 2013年7月現在、日本郵政社長は東芝出身の西室氏ですが、本人事は、2009年、西川社長の後任に、米戦争屋ボス・デビッドRFが推薦していたものです(注3)。つまり、米戦争屋は依然、日本郵政利権奪取を狙っていることを意味します。

 2009年当時、日本郵政利権の争奪戦には、米国寡頭勢力の他に、財務省も関与していました。また、2009年9月、欧米銀行屋系の小沢氏が政権交代を果たした時期でもあり、自民党時代の小沢氏と親しかった財務事務次官出身の斉藤氏(注4)が日本郵政社長になっています。さらに米戦争屋の要求も考慮して、米戦争屋ボスと親しい西岡氏(三菱重工出身)を会長に据えてバランスがとられていました(注3)。そして、米戦争屋ボスの推薦していた西室氏の日本郵政社長案が2009年時点では巧みに退けられたのです。

 この日本郵政社長人事争奪劇に関して、米戦争屋ボスは自分に逆らった小沢氏に対し怒り狂い、後に小沢氏は手痛いバッシングを受けることになります。

3.アフラックは米戦争屋系企業か

 さて、2013年6月、米戦争屋傀儡の安倍政権は日本郵政社長に西室氏を据えたので、米戦争屋は遂に日本郵政の利権を財務省から奪取することに成功したのです。そして、米戦争屋ジャパンハンドラー連中は、早速、日本郵政とアフラックとの提携強化を安倍政権に強要したと思われます。

 このアフラックは米国保険大手AIGとは別のようですが、アフラックとAIGが水面下でどのようにつながっているのか本ブログではまだ分析できていません。

AIGはCIA出身者の創業ですから、米戦争屋系企業ではないかと思われます。ところが、AIGは3.11事件勃発前の2010年10月、米戦争屋系石油メジャー・エクソンと並んで、突然、日本から撤退しています(注5)。

 戦後から日本に参入していた老舗米外資のAIGやエクソンはおいしい日本市場からなぜ唐突に撤退するのか、非常に不思議でした。そこで、本ブログでは、2011年初頭、北朝鮮から首都圏に向けてミサイル攻撃が行われるのかと危惧していましたら、2011年3月、悪夢の3.11事件が勃発、AIGとエクソンの急な日本撤退の理由がなんとなく納得できました(注6)。これらの老舗米企業は2011年、米人幹部が日本に住めなくなる事態が発生することを事前に知っていたと思われます。

4.アフラックは日本でがん保険市場が伸びると知っているのか

 2010年、日本から唐突に撤退したAIGのアリコは、今、メットライフに買収されていますが、米戦争屋ボスの牙城であるNYマンハッタンの企業です。またメットライフはシティコーポとも関係がありそうです。なお、シティは米戦争屋ボスとの関係が深い銀行でもあります。

 いずれにしても、日本で営業する米国保険企業は日本を私物化する米戦争屋ボスを介して、水面下でつながっているような気がします。

 3.11事件後の日本は、東日本を中心に、放射能汚染されており、今後、長期的にガン患者が増えるのは明らかです。

5.米外資の日本でのがん保険事業強化とTPPの関係

 今話題のTPPを米国で仕切っているUSTRの代表に、この5月、マイク・フローマン氏(注7)が選ばれています。それまでUSTRの代表は元ダラス市長だったロン・カーク氏であり、2009年にオバマ政権が誕生した後も、USTRはブッシュ戦争屋政権が仕切っていたようです。しかし、2013年、オバマ政権二期目で、ようやく、オバマ人事が適用されています。このフローマン氏はクリントン米民主政権時に活躍したロバート・ルービン元財務長官の子分のようです。このルービン氏は米戦争屋と欧米銀行屋の両方をまたぐ米金融業界の大物です。フローマン氏もかつてのルービン氏と同様の立場でしょう。

 フローマン氏は日本を私物化する米戦争屋と欧米銀行屋(オバマ支援勢力)の両方の対日利権を調整する役を負っていると思われます。

 かつて、ルービン氏が長銀乗っ取りで活躍したように、その子分・フローマン氏は、大物ルービン氏をバックにして、いよいよ、日本郵政乗っ取りを目論んでいる可能性が非常に高いわけです。

日本郵政の郵貯・かんぽ生命の国民資産(300兆円弱)を手始めに、われらの日本国民の資産(1500兆円)が狙われることは明らかです、安倍政権はそれに手を貸しているということです。

 さらに、彼らは3.11事件以降の日本国土の放射能汚染により今後、急増するであろう日本国民のがん患者からたっぷり日本国民資産を吸い上げようと目論んでいるのではないでしょうか。そのために邪魔となる日本の規制はすべてTPPを日本に強要して取り除いておきたいのでしょう。このように見ると、3.11事件による放射能汚染も日本郵政とアフラックの提携強化もTPPもすべてつながっているのではないでしょうか、ヤレヤレ・・・。
http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/239.html#c17

[自然災害21] Re: Hi-net自動処理震源マップのN= の値の変動について taked4700
44. taked4700[4944] dGFrZWQ0NzAw 2016年1月28日 06:59:51 : aj0J9ZpwsY : 3JDREpr6WSg[4]
1月28日(木)

N=9369(9354) です。

Hi-net自動処理震源マップの「日本全国広域」、「最新30日間」、午前06時30分の値です。

「最新7日間」では1953(1970)です。

「最新24時間」ではN=318(340)です。

「最新7日間」で、「東京都」はN=153(154)、「神奈川県」はN=198(197) です。「静岡県」は224(219)です。

「最新30日間」では、「東京都」はN=466(472)、「神奈川県」N=625(630)、「静岡県」727(731)です。

日本の場合、中国大陸から日本列島の東日本へ東向きにかかる圧力と、それに対抗するように太平洋プレートから西向きに東日本へかかる圧力、そして、西日本については、フィリピン海プレートの北向きの圧力と中国大陸の主に朝鮮半島付近の北東側への圧力にさらされています。

311の大地震の前には、主に東北地方でM7規模の大地震が相次ぎました。今後は10年か20年程度関東から中部・関西地方でM7規模の地震が続き、南海トラフ地震もそう遠くない時期に発生するはずです。大地震への備えは簡単にはできませんから、なるべく早く、首都機能分散をやるべきです。

また、食料とエネルギーの自立化をしないと、首都直下地震が起こってしまえば、一気に円安になり、国民生活は行き詰ります。

http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/175.html#c44

[自然災害21] Re: Hi-net自動処理震源マップのN= の値の変動について taked4700
46. taked4700[4948] dGFrZWQ0NzAw 2016年1月29日 19:46:53 : aj0J9ZpwsY : 3JDREpr6WSg[5]
投稿するべきか迷いましたが、変動自体は客観的なものなので、投稿することにしました。

Hi-net自動処理震源マップの「日本全国広域」、「最新24時間」の画像を見ると、東北の太平洋側で地震分布の大きな変化があったように見えます。昨日までは、岩手県沖から福島県沖にかけて、半円を描くように赤やだいだい色のドットが分布していましたが、本日午後6時半の画像ではその上半分がほぼ欠けてしまっています。代わりにと言っていいのかどうか分かりませんが、北海道の浦河沖付近から南南東方向へ赤や黄色のドットが5個程度、5百キロ以上にわたり分布しています。これらの変化が大地震の前兆であるかどうかは分かりません。ただ、震源分布の変化を素直に読めば、宮城県沖から岩手県沖、または青森県の東方沖にかけて、ある程度大きな地震が発生しかかっているように思えます。
なお、岩手県沖から福島県沖にかけての半円を描くような赤やだいだい色のドットの分布は、少なくとも数年以上、継続してあったものです。
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/?LANG=ja
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/mapout.php?_area=EXPJPW&_period=24hours&rn=61506

なお、http://www.emsc-csem.org/Earthquake/world/M4/ で世界のM4以上地震の発生状況を見ることが出来ます。世界標準時で1月29日になってから現在(日本時間で19:00)までに6個のM4以上地震が発生していますが、全てある程度深い地震です。6個の中で最も浅い地震が30キロです。普通は10キロ、またはより浅い地震がかなりの数発生します。深い地震が続くと、ある程度時間が経過してから大きな地震が発生する傾向があります。数日から1週間程度です。

ただし、東北地方の太平洋側の地震分布の変化と、地球規模でM4以上地震の震源深さの変化が同一の地震の前兆であるとは言えません。

http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/175.html#c46

[原発・フッ素44] 「拡散希望!」原発発電コストの10.1円の詐欺行為を確認する!パート2 知る大切さ
97. taked4700[4953] dGFrZWQ0NzAw 2016年1月31日 00:07:10 : aj0J9ZpwsY : 3JDREpr6WSg[6]
ymさんへ。

既にお約束したときから相当に時間が経過してしまったのですが、次のようなコメントを書かせていただきました。

原発コスト計算における割引率使用の妥当性について、次のような問題点があると思います。

1.割引率という概念は基本的に未来のことを想定するものですから、評価の仕方によって数値が大幅に変化をしてしまいます。そういった変化に、本来関係するべきものではないものが入り込んでしまっている可能性があります。つまり、原子力発電の軍事的な側面です。

2.そもそも、原子力発電は原子爆弾用のプルトニウム生産のために始められたものです。戦後、1953年に核の平和利用ということが唱えられ、それ以来、第2次世界大戦の戦勝国以外の国々、つまり、日本などへ導入がされていったものです。核武装抜きの原子力発電が成立するかどうかは、それが経済性のあるものかどうかで決定されなければいけないはずですが、そのことが検討された様子は、少なくとも日本への原発導入当初、全くなかったと思います。

3.原子力発電の特徴の一つは、その廃棄物の処分の困難さです。または、事故の影響の大きさの評価の難しさもあるはずです。

4.特に、廃棄物処分の難しさは際立っていて、アメリカでは100万年の地層処分に於いて安全保管が義務付けられていますが、人類の歴史さえ50万年とか60万年であり、人間の科学の力量を超えているように思います。つまり、いくら科学的に安全性を議論しようとも、あまりの長期であるため、実効的な議論が出来ないと思えます。現代科学が成立したこの数百年の歴史を超えて、数千年とか数万年の長期を検証する手法がいろいろと開発されているのは分かりますが、それと、今後100万年間、放射性物質を地下500m程度のところへ安定的に保管できるかどうかは、全く別物の議論であると思います。

5.更に、とても不思議なことに高レベル核廃棄物の化学毒性が無視されています。放射能毒性は半減期に従って減少して行くのですが、化学毒性である重金属毒性は何億年経過しても消滅することはありません。地下1000mに行かないところへ処分するわけですから、基本的に地下水利用がある深さであり、重金属毒性を無視することはできませんが、とても不思議なことに、この議論が日本でもアメリカでも、その他の国々でも、行われていない様子です。

6.仮に地層処分が可能であったとして、本来ならどういったことが現在まで行われて来るべきであったかを検討すると、現状の不合理さが分かります。つまり、埋めっぱなしにして数万年以上の耐用年数があるとする施設を作るのであれば、なるべく早くそういった施設のパイロットプラントを建設して、地下の施設全体の地震に対する安全性なり、坑道の作り方なり、高レベル核廃棄物の保管容器の耐水性なりなどを検証して行くべきでしたが、そういった試みはごく最近になってやっと始まった様子です。

8.アメリカの民生用の核廃棄物処分場はユッカマウンテンの処分場です。この施設は、基本的に1986年のチェルノブイリ原発事故を受けて「1987年に高レベル放射性廃棄物処分場の唯一の候補地と決定」され、その建設が決まったものの様子です。(*1)しかし、その後、オバマ政権によって、工事続行中止が決定され、そのまま宙に浮いた状態です。アメリカは世界の原発のおよそ4分の1の約100基が存在し、また、最も早い時期から始められていたため、高レベル核廃棄物も最も多く保管しているのですが、未だに試験プラントさえ造るという話が出てきません。軍用の核廃棄物のパイロットプラントである「米国核廃棄物隔離試験施設」(*2)はありますが、軍関係施設であるためほとんど情報公開はされていず、実際に地下に保管しているのかどうかはかなり疑わしい状況にあると思います。

9.世界レベルで見ても、高レベル核廃棄物の地層処分(*3)はやっと試験が始まったという段階であり、ドイツなどは、低レベル核廃棄物の地層処分場で水漏れがひどくなり、その閉鎖を決定し、しかし、地下の低レベル核廃棄物の回収がなかなかうまく行かないという状況である様子です。

10.つまり、簡単に言えば、地層処分が出来る見込みはないのです。どの国も本気になって取り組んでいる様子はありません。少なくともアメリカやロシア、フランス、イギリスは本気になって地層処分場を造るつもりはないはずです。その理由はごく簡単であって、永遠に消えることのない重金属毒性のあるものを大陸の地下数百メートルのところへ埋めてしまえば、確実に一定期間後、非常に広い範囲で地下水汚染が起こってしまうからです。北アメリカ大陸やヨーロッパがあるユーラシア大陸の地下水汚染が起これば、その損害は計り知れません。

11.以上で述べたように、核廃棄物の地層処分は現実的なものではなく、単に、地下に埋めることで永久的な処分が出来ると気休めを言っているにすぎないのです。当然、地層処分を前提にした原発コスト計算も現実的なものとは言えないことになります。地層処分を前提にした「割引率」の適用も正当性はなく、妥当なものとは言えないわけです。

12.その他のこと、つまり、廃炉費用とか、運転コストの見積もりにしても、結局のところ、まだ実現していないものであり、見込みであることを利用して、原発発電コストを低く見せかけているように思えます。

13.では、現実に既に存在している原発の発電コストはどう考えればいいのでしょうか。例えば、福島第一原発は既に大規模な事故を起こし、廃炉が決定されていますが、福島第一原発の廃炉までの発電コストはどう計算するのか、それが問題です。5号機と6号機にあった核燃料は乾式キャスクで保管するしかありません。地層処分はできませんから、乾式キャスクの耐用年数に従って、現状では50年程度ごとに詰め替え費用を負担し、更に保管施設の建て替え費用をやはり50年ごと程度に負担して行くことになるはずです。もちろん、技術進歩に従って、50年サイクルが100年サイクルになると言ったことは見込めるでしょうから、それなりの割引率設定が可能です。しかし、事故で環境中に漏れてしまった放射性物質や重金属に対する補償問題や除染費用の問題は複雑であり、非常に政治的な問題です。

14.化石燃料についても、温暖化対策など環境的に、または、政治的に必要とされ、かかる費用があります。しかし、原子力発電と比較して、1kwh当たりのコストは明らかに少ないように思えます。その理由は、化石燃料使用によって排出される物質は自然環境中で循環が出来ていることです。それに対し、核廃棄物は循環が出来ず、ほぼ永遠に管理が必要です。結果的に、原発コストが他の発電方法に比較してはるかに高いことは自明の理と言ってもいいほどであると考えます。

15.つまり、「割引率」のことを議論することは却って実態を見えなくするだけであり、実態は、核廃棄物の処分のしようのなさにこそあり、また、原発が軍事と密接に関連しているものである事実の中にあるのです。実際、低レベル被ばくの実態は非常に不透明です。放射性キセノンの健康影響は研究がされているはずですが、全く公開がされていないように思います。その他の放射性物質についても同じであり、それらの放射性物質の多くは重金属毒性を持っていますが、その重金属毒性もどんな健康影響があるかは公表されていない様子です。この意味でも、現状で行われている原発コスト計算は実態を反映しているものとは思えません。


*1:「1987年に高レベル放射性廃棄物処分場の唯一の候補地と決定」( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E6%94%BE%E5%B0%84%E6%80%A7%E5%BB%83%E6%A3%84%E7%89%A9%E5%87%A6%E5%88%86%E5%A0%B4 )
*2:「米国核廃棄物隔離試験施設」( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%BB%83%E6%A3%84%E7%89%A9%E9%9A%94%E9%9B%A2%E8%A9%A6%E9%A8%93%E6%96%BD%E8%A8%AD )
*3:「地層処分」( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E5%B1%A4%E5%87%A6%E5%88%86#.E3.83.89.E3.82.A4.E3.83.84 )

http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/690.html#c97

   

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