2. 2016年10月24日 21:44:46 : CQk85cLnt2 : 3DnN8xfpZmg[1]
ま、一言最初に言っておくなら愚民を言い募る者も所詮は愚民。
ウゴ・チャベスほど欧米から忌み嫌われ、批判され独裁者の誹りを受けた指導者はいない。
ではベネズエラを含む中南米に欧米の望む政権が独裁とは無縁の政治を敷いてきたか?
ぜんぜんそんなことはない。
しかし、欧米はそんな軍事独裁政権を民主政権と見做し看過してきた。
唯一、欧米に従順な飼い犬が突如牙を剥き、ちゃぶ台をひっくり返すがごとくに欧米の言うことを聞かなくなった場合にだけ、突如独裁者呼ばわりし批判キャンペーンを張り、ときに露骨に介入した。
ウゴ・チャベスは最初から欧米に牙を剥いた猛犬であり、欧米の権益を保証しないし欧米から受益を得ないし、欧米による自国の資本収奪を止めさせたし、欧米の気に食わない国々とばかり仲良くした。
そのウゴ・チャベスはもうこの世にいない。
後を継いだマドゥロは一向に上向かない原油価格下落の影響を一身に受けており、チャベス政権で引き上げた貧困層の支持が鈍り離反もあって、混迷に拍車をかけているのは事実だが仮にマドゥロが倒れ、今までの路線とまったく相反する政権ができたとしても状況が好転する材料があるわけでもない。
ただ、欧米にとって今のマドゥロ政権は突っつくのに非常に与し易いことだけは確かだ。
それにしても民主主義とはご都合主義の言い換えに過ぎず、とくに中南米では顕著だし中南米はこんなことの繰り返しである。
アメリカの裏庭とはよく言ったもんだ。