4. 命を大切に思う者[90] lr2C8JHlkNiCyY52gqSO0g 2016年1月10日 21:22:02 : eeHNTboPh6 : 2rNo9mtzxMA[1]
α線核種のプルトニウムについては、測定結果は全くあてになりません。
測定結果が酷いとはいえ、この程度の酷さだと思ってるでしょうが、
現実には、こんなものでは済まない、
10年後,肺癌になってほぼ確実に死ぬ範囲が200km圏に及ぶほど
膨大な量,汚染されている可能性は充分あります。
なぜなら、α線は数cmしか飛ばないので、
測定器で捜しまわってもホットスポットを発見することは不可能であり、
この測定結果は、
あくまで、ホットスポットでない、大して汚染されていない場所
を測った結果でしかないと考えられるからです。
どれほど強烈なホットスポットがあっても、
測定器がそこから数cm離れていただけで、測定器が示す値は完全なゼロです。
数cm以内に近づけない限り発見できないものを、何の手掛かりもなく捜すんです。
発見できるわけがない。
発射されるのがγ線であるセシウムの場合、
ホットスポットから離れても、
γ線は、光と同様、弱くはなってもちゃんと届くので、
(距離の2乗に反比例した減り方しかしないので)、
10m以内にホットスポットがあれば測定器が高目の値を示すから気づくし、
測定器を前後左右に動かして値が増える方向に動かして行けば、
ホットスポットを発見することができます。
ところが、発射されるのがα線であるプルトニウムは、
0.1m以内にホットスポットがあっても測定器の値は全く変化しません。
たとえそのホットスポットが、数cm以内に近づけると即壊死するほど強烈でも...
それほど強烈なホットスポットであっても、測定器がスルーしてしまう
そんなものを発見できると思いますか?
ホットスポットがあちこちにある状況で風が吹く度に舞い上がり、
24時間、365日、数年間、呼吸し続けているうちに、
運悪くそれらが鼻の近くを通って吸い込んで肺に溜まった人が
10年後に肺癌になるわけです。
200km圏内の数百万人は、誰もが、
24時間、365日、数年間、呼吸し続けているわけですから、
運悪くそれらが鼻の近くを通る可能性はかなりあるでしょう。
α線(数cmしか飛ばない)しか発射しないプルトニウムの汚染度を、
測定で判断できると思ってる人は、
気体のように均一に拡散してどの場所の濃度も均一になる
と勘違いしているのでは?
なお、
「セシウムとプルトニウムの飛散割合がわかってるので、
セシウムの汚染度が大したことないから、
プルトニウムの汚染度も大したことないとわかる」
と言ってる人は、
プルトニウムの割合が異常に高い、燃料プール内の燃料が
飛散してないに決まってる
という決め付けを前提にして言ってるだけです。
その前提が間違ってたら、
「飛散割合がわかってるので」云々の話は無意味です。
プルトニウムの汚染度を判断するには、
3号機プール内の全体画像を見る以外に方法はないんですよ。
3号機プール内の全体画像を、
瓦礫で埋もれて見えないのなら見えないままでいいから、
ありのまま見せることは簡単にできるのに、
見せないままが通用してること自体がおかしい
(見えないままでいいという理由は、定期的に公開させて、
瓦礫撤去の進展具合いを見ればわざとサボタージュしてるかわかるから)。
もう5年近く経つのに未だに見せないままが通用してる。
3号機プール内の全体画像は、
200km圏内の数百万人が10年後に肺癌になるか否かわかる
唯一の判断材料なんです(測定では判断できないのだからそうなる)。
皆さん、
それを未だに見せない暴挙に、抗議の声を上げようではないですか!
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/673.html#c4