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宜野湾市長選、17日告示 普天間移設めぐり現新が一騎打ち 反対派は退職教職員が700人カンパで新人支援
2016.1.16 07:44 産経新聞
米軍普天間飛行場の移設が争点となる沖縄県宜野湾(ぎのわん)市長選が17日、告示される。自民、公明両党の県組織の推薦で再選を目指す佐喜真淳氏(51)と、翁長雄志(おなが・たけし)知事ら移設反対派の支援を受ける元県職員の新人、志村恵一郎氏(63)の一騎打ちとなる見通し。名護市辺野古への移設問題が最大の争点だが、接戦が予想され、夏の参院選への悪影響を避けたい与党は危機感を強めている。
「厳しい選挙戦だ。与党が結束して勝利を目指していきたい」
自民党の谷垣禎一幹事長は15日の党役員連絡会でこう訴えた。同党は茂木敏充選対委員長が昨年末以降3回も現地に入ったほか、若手議員も大量動員して企業回りなどを徹底している。
普天間問題では「市民生活への危険除去」を前面に打ち出し、「移設」という言葉は使わない方針。返還後の地域振興策もアピールして支持を広げる考えだ。
佐喜真氏の17日の出陣式には舛添要一東京都知事が出席する。佐喜真氏は2020年東京五輪で聖火リレーの出発点を普天間飛行場にすると公約しており、舛添氏の発言が注目される。
前回は佐喜真氏が900票差で革新系候補に競り勝ち、26年ぶりの保守系市長が誕生したが、今回は様相が異なる。志村氏の父は自民党に所属し、県議会議長を務めた重鎮。そのため保守系の一部が志村氏陣営に回り、保革共闘の「オール沖縄」を標榜(ひょうぼう)している。
こうした構図に公明党は警戒感を募らせる。選対幹部は「相手陣営の中核は共産党だ。勝利して勢いを潰す」と強調。山口那津男代表らが沖縄入りし、東京都議も東京に本社がある企業の現地事業所を回り、佐喜真氏支援に全力を挙げる。
政府も市長選の行方を注視している。仮に志村氏が勝利すれば、普天間飛行場移設の反対機運が高まり、移設計画に深刻な影響が出かねないからだ。菅義偉(すがよしひで)官房長官は15日の記者会見で「普天間飛行場の危険除去と閉鎖を一日も早く行いたい。これは沖縄県と共通の認識だ」と訴えた。
産経新聞の取材では、県内の退職教職員でつくる「中頭(なかがみ)退職教職員会」(約700人)が志村氏支援のため、昨年末までに会員から任意でカンパを集めていたことが判明。カンパを呼びかける文書では「権力をむき出し、あらゆる手を使って襲いかかる安倍政権に鉄槌(てっつい)を下す」として、対決姿勢を鮮明にしている。
http://www.sankei.com/politics/print/160116/plt1601160011-c.html
http://www.asyura2.com/16/senkyo199/msg/749.html#c1