2. 宇宙の塵[60] iUaSiILMkG8 2017年2月25日 16:32:26 : SODFqnOyHk : ZNSXM_d28Z4[1]
憲法第62条によって国政調査権を与えられた国会が、主権者国民になり代わって、国民の共有財産を預かる行政府に対し ‘異例ずくめ’ の国有地売却事案の事実関係を確認したいと要求しているのだから、行政府としてはひたすら事務的に、証人の出頭及び証言並びに記録の提出の要求に応じ、質問者 (国民) の疑問を解き明かしてあげればよいだけのことである。何もやましいことさえなければ。
ところが、我々が目撃しているのは、言葉と表情に卑しさを隠そうともせず質問者 (国民) に逆切れする行政府の長の、虚ろな姿である。
しかも、この行政府の長は、自分の行政府の長としての立場が ‘学校’ 設立に利用され、また自分の妻が ‘首相夫人’ という肩書きでこの‘学校’ の名誉校長を引き受けたことを認めながら、これを 「個人的な問題」 と言い放った。公職肩書の私的流用だとすれば、れっきとした犯罪である。公私混同の感覚が完全に麻痺してしまっているようだ。
さらに憂慮すべきは、渦中の学校が戦前回帰の思想教育に重きを置いていること、端的に言えば現憲法否定の思想を前面に打ち出していることである。このような教えの場は、公的認可を必須とする ‘学校’ ではなく、私設塾としてしか存在し得ないはずである。
なぜなら、国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、日本国憲法を尊重し擁護する義務を負わされているからである (憲法第99条)。このような ‘学校’ の存在を容認する者は、もはや公職に留まることは許されず、即刻公職を返上しなければならない。これが黙認されるようであれば、憲法はなし崩し的に形骸化していくだろう。
野党各党には大いに期待している。
国民の利益保全という正義の御旗を手にしているのであるから、相手の攪乱やスピン工作をものともせず、本件追及の王道を、冷静沈着に、一歩一歩前へ進んでいってくれるだろう。
立法府による行政監督機能を国民が再評価する方向へ向かえば、一石二鳥である。
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