15. 2016年12月12日 22:17:07 : FSz6cVGnIw : zfbWJKNuN3w[1]
>>11.
> 中性子を遮蔽する仕切りのあるラックに保管されているので、
> 簡単に核分裂反応は起きない。
まず、中性子を遮蔽できる板などこの世に存在しない
ラックはあくまで、
燃料が密集状態にならないよう燃料集合体同士の間隔を保ってるだけ。
燃料の間隔が広いと、
核分裂が次の核分裂を誘発するごとに核分裂する個数が×1未満で減って行き
誘発が即収束して連鎖反応にならないので、ラックで間隔を広く保っている。
■そして、3号機では、そのラックが壊れて密集状態の箇所が出来たからこそ、
その箇所で核分裂連鎖反応が起きたんだろうが!
何を根拠にラックが壊れていないと言い張ってるんだ?
ラックが壊れてないとわかる箇所は、
2011年3月爆発直後からずっと見えていた1体分と、
昨年クレーン、ハッチ蓋を撤去した際に公開された10〜20体分だけだ。
566体分のたった3%しか見せてもらっていない、
97%(550体分)は見てもいない(瓦礫で覆い隠されたままだから見れない)のに、
「97%(550体分)のラックも壊れていないに
決まってるんだ。決まってるんだ。決まってるんだ」
と言い張れる根拠がわからない。
津波でも、水の力で鉄筋コンクリートのビルがなぎ倒されるくらいだから、
水素爆発の圧力で
プール水面の中央付近が下に押し下げられ、
プールの水が中央から端に向かって大きく動いて燃料棒を押したら、
水の押す力でラックの枠や燃料棒自身が折れても不思議はないだろう。
政府機関が発表した
「プール内で核分裂連鎖反応が起きた可能性は極めて低い」という結論も、
ラックはほとんど壊れていないことを前提にして捻り出した結論だ。
200km圏の数百万人に毎日毒の粉を吸わせているか否かを分ける判断に、
こんなあやふやなことを前提にしていいのか!
3号機については、
すべて「ラックは壊れていない」という前提におんぶに抱っこの状態。
なお、核分裂連鎖反応が起きたことは間違えない。
衝撃波で鉄骨に亀裂が入っても内側にグニャっと曲がるわけない
(鉄骨の、首の皮一枚で繋がってる箇所が千切れずに曲がれるわけないだろう)。
鉄骨,数十トンは、1000℃を超えたんだよ。
水素ガス600kgが、
すべて、建屋の中で燃えて、
それで出て来た熱がすべて鉄骨に移れば、
丁度、鉄骨,数十トンが1000℃くらいになるが、
そんなこと、あり得ない。
水素ガスの塊で燃える箇所は、
空気との境界付近である、塊の底面付近と、
塊の底面付近が燃えて膨張して壁や天井が外に押し飛ばされたときに
外気に触れる塊の表面付近だけだ。
塊の大半である内部は、
燃えて出来た水蒸気に包まれるせいで空気に触れることができず、
燃えないまま建屋の外に押し出されて、
燃えないまま拡散するか、建屋の外で燃える。
建屋の中で燃えるのは600kgのほんの一部なんだよ。
そして、ほんの一部が燃えて出来た高温ガスも、
大半は鉄骨の間から高温のまま建屋の外に出て行くから、
出て来た熱のほんの一部しか鉄骨に移れない。
つまり「ほんの一部」の2乗だ。
その程度の熱では、鉄骨,数十トンが1000℃を超えるわけがない(桁が足りない)。
原子炉内には、
2日前まで発電中に出来た放射性ヨウ素が膨大な量、溜まっていた筈で、
原子炉が爆発したのなら、
敷地内は膨大な量の放射性ヨウ素が浮遊し、
放射性ヨウ素から放たれるγ線で
空間線量は跳ね上がり、自衛隊員もすぐ死んだ筈だ
(身体の周りに浮いてる放射性ヨウ素からやって来る膨大な量のγ線に貫かれて)。
しかし、現実にはそうなっていないから、原子炉からは出て来ていない
(ガンダーセンが原子炉でなくプールの方だと推測した理由もこれ。最初にそう言ってる)。
だから、プールの方と推測される。
プール内の燃料は発電を終えてから何ヶ月も経っており、
放射性ヨウ素はほぼ崩壊してなくなってる。
プール内においてある使用済燃料は、
ウランの純度が少し下がってるというだけで原子炉にある燃料と同じ
(別に、連鎖反応を起こす能力は完全に無くなったわけではない)。
原子炉と同じ条件になったら、核分裂連鎖反応を起こすし、
分裂する個数の増え方が、即発中性子だけで×1を超えたら、
超高温になって溶けて気化して飛散する。
たとえ核分裂するウラン235が1%だけであっても、
その1%の発する熱だけで
核分裂してないウラン235(99%)やプルトニウムを
巻き添えで超高温にして溶かして気化させて飛散させる。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/111.html#c15