8. 新共産主義クラブ[5920] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2018年3月24日 13:13:56 : R1eiUO6POE : ZF7wzj0LGC0[1]
かく言う古賀茂明氏も、経産官僚時代に独立行政法人産業技術総合研究所の職員を自殺させている。
この件は、「やくざ」絡みではないと思うが、古賀茂明氏が自著に手柄のように書くのはいただけない。
2008年に発覚し、自殺者まで出た産業技術総合研究所の不正支出事件では、当時、経産官僚だった古賀茂明氏は、産業技術総合研究所に理事として出向していた。
産業技術総合研究所の不正に関わっていたという商社は、恐らく北原商事株式会社であると推測されるが、この商社に対して国から出入り禁止などの処分が下されたという話はない。
つくば地区周辺の国立研究所や国立大学などの多くの研究機関と北原商事株式会社との取引の内容の明細が明瞭でないという話は、かなり以前から、有名だったらしい。
古賀茂明氏は、自著『官僚の責任』において、産業技術総合研究所の不正を暴いたとして手柄のように語っているが、自殺者まで出しながら、特定の研究機関の特定の研究チームの手続き上の不正だけを取り上げているのは、いささか木を見て森を見ずの感が否めない。
この事件に関わっていた産業技術総合研究所の職員は、研究費の私的な着服はしておらず、商社も不正な利益を上げていたわけでもなかった。
民間企業の研究所では、「アンダー・ザ・テーブル」と称して、会社から与えられた正規の研究テーマ以外にも、勤務時間や研究費の10%以内の範囲で自主的に研究リソースをつぎ込むことができる場合があるという。
東芝の初の国産ワープロや、自動車用の燃料噴射制御装置は、そのような「アンダー・ザ・テーブル」という社内の慣習的制度を利用して開発されたという。
産業技術総合研究所の理事だった古賀茂明氏は、研究費の支出の明細を明瞭にするための改革をおこなった上で、既存の官僚的なシステムに縛られずに、研究成果を出しやすくなるような、研究リソースの弾力的な配分を可能にするようなシステムに変革する方が、産業技術総合研究所の本質的な改革につながったのではないだろうか。
■ 【不正天国】産総研てどうでした?1【いつか出ろ】
(5ちゃんねる,2008/04/27)
産業技術総合研究所:3489万円不正支出…17人処分、1人自殺 2008.04.18
経済産業省所管の独立行政法人「産業技術総合研究所」は18日、茨城県つくば市の「つくばセンター」の研究員19人が01〜07年度の7年間に内規で定められた手続きを経ず、研究費3489万円を支出していたと発表した。
その内の1500万円は国からの運営費交付金。
19人のうち17人を同日付で出勤停止1カ月などの処分に。
残りの1人は既に退職し、もう1人の40代の男性研究者は同日18日午前、センター内で死亡しているのが見つかった。
つくば中央署は自殺とみている。
記者会見の際、産総研は死亡した男性研究者を「退職者」として発表。
国費が不正使用されたのにも拘らず、自殺者の氏名は非公開。
不正に使われたのはナノテクノロジー研究部門など7部門に交付された内部の運営費と経産省などの研究委託費。
USBメモリーなどのコンピューター用品や実験器具を内規で定められた発注手続きをとらずに業者に納入させたり、発注品と異なる物品を業者に納入させたりしていた。
昨年12月、関係者の告発を受け調査を始め、25人から聞き取り19人が認めた。
私的流用については「確認できていない」としている。
19人は01〜07年度、コンピューター用品や実験器具などを納入後に注文書を出したり、注文と違う商品を業者に納入させたりすると不正など、ずさんな発注と納入を、年度をまたぐなどして繰り返していた。
産総研は今後、他の業者との間でも同様の不正がないか調べる方針だ。
https://science6.5ch.net/test/read.cgi/rikei/1208908113/3
■ 産業技術総合研究所:3489万円不正支出…17人を処分
(毎日新聞,2008年4月19日)
経済産業省所管の独立行政法人「産業技術総合研究所」(産総研)は18日、茨城県つくば市の「つくばセンター」の研究員19人が01〜07年度の7年間に内規で定められた手続きを経ず、研究費3489万円を支出していたと発表した。
このうち男性職員1人が同日、センター内で死亡しているのが見つかった。つくば中央署は自殺とみている。
産総研は18人のうち17人を同日付で出勤停止1カ月などの処分にした。残り1人は既に退職したという。
使われたのはナノテクノロジー研究部門など7部門に交付された内部の運営費と経産省などの研究委託費。
USBメモリーなどのコンピューター用品や実験器具を内規で定められた発注手続きをとらずに業者に納入させたり、発注品と異なる物品を業者に納入させたりしていた。
昨年12月、関係者の告発を受け、調査を始めた。25人から聞き取り、19人が認めた。【原田啓之】
毎日新聞 2008年4月19日 1時16分(最終更新 4月19日 12時29分)
http://d.hatena.ne.jp/e-domon/20080421/1208780143
■ 古賀茂明(著)『官僚の責任』(2011年7月16日,PHP新書)
──以前「電子技術研究所」という、電子関係では日本最高峰の人たちが集まる研究所があり、そこには企業などからも潤沢な資金が入る。そのため金の使い方がきわめてルーズで、相当ひどいことをやっていた……。
「よし、それならば徹底的に調べてやろう」
私は決めた。まずは告発者の元社員を説得して、書類を見せてもらった。すると、裏金をつくっていた研究者の苗字は判明したが、所属はわからない。そこで……産総研には3、4000人が勤務していたのだが……過去の伝票をチェックするなどして「容疑者」を絞り込んでいった。
しかし、これではまだ証拠にはならない。結局、その商社に乗り込んでいって、社長に直談判した。
「不正が明らかになったら、お宅も不利益を被るだろうけれども、隠したりすれば必ず告発するからね」
なかば脅して、倉庫に職員を派遣した過去の伝票の束を調べた結果、40人ほどの名前が浮かび上がった。顧問弁護士立ち会いのもと、全員からヒアリングを行ったところ、ほぼ全員が否定したものの、もう一度やってみると認める者がボツボツ出はじめ、五月雨式に実態が明らかになっていった。
幸いと言っていいのかわからないが、このケースでは全員が初犯で……といっても、何年にもわたって行っていた者が多かったが……しかも大半はプールした金を実際に研究のために使っていた(ただし、予算がつけられた研究ではなく、ほかのものだったりしたが)。すなわち、悪質性がそれほど高くなく、警察も「不問に付してもいいのではないか」と言うので、最終的には警察沙汰にはせず、懲戒処分や訓告というかたちで事態を収めることになった。
https://www.php.co.jp/books/sp/kanryo.php
http://www.asyura2.com/18/senkyo241/msg/842.html#c8