12. 2017年9月05日 21:32:47 : lh1GGwoOtM : YsxGZGc1SWo[1354]
今現在、欧米と日本を含むいわゆる「自由世界」の人々が「自由と民主主義と人権の母」のように称賛するフランス革命もこれ以上はない暴力革命だった。平民が放棄して王族と貴族を断頭台に送ってしまったのだから。
共産主義者はその矛先を王族や貴族ではなく、資本家、ブルジョワジー(新興富裕階層)に向けたが、ロシア革命で実際に倒されたのはロシア皇帝と貴族という「封建体制の支配層」であり、その点ではフランス革命と変わらない。当時のロシアはまだ、封建体制下にあり、資本主義は未発達で、ブルジョワジーに相当する階層はまだ形成されていなかったからだ。
もし、ロシア革命のせいで共産党は「暴力革命を支持する政党」ということになるなら、フランス革命による自由と平等、民主主義と人権尊重の流れを支持する世界のすべての民主主義支持政党は「暴力革命を支持する政党」ということになるだろう。
まあ、どのみち特権階級が非暴力による話し合いで支配下の庶民に権利や富を分けてくれたことはなさそうなのが。
それでも「暴力革命に起源を持つ政党など許されない」という人々は、おそらく、性善説に基づき、すべての不公平やそれによって起こる貧困や飢餓などは、その社会の支配層も含め、各人の内部にある慈悲が目覚めることによって解決すべきだという「厚い信仰心」を持っておられるのだ思う。だから、どんな理油があろうと「暴力革命」などあってはならないこととして認めるわけにはいかないのだろう。
そうなんでしょう?信仰の道、いや真相の道さん?
http://www.asyura2.com/17/senkyo231/msg/738.html#c12