29. 2019年1月27日 07:59:11 : HOkSzMin2o : YLFUD4fOJE0[1]
完全にコントロールされた不正選挙の出す数字は現実の投票数には縛られないが、過去に自らが出した数字に縛られる。
擬似民主主義は偽の民意で選挙結果を出して本物の民意と誤認させ国民に責を負わせることを目的とするのだから、それを現実のものとする者の「分析」に耐える数字を出さなくてはならない。理由なく与野党の得票率が乱高下しては誰も選挙の公正など信じなくなるだろう。だから不正選挙を主導する者(以下「業者」)は前回出した数字を「基礎票」と見なし票の増減に理由付けをするという制限のもと数を決めなくてはならない。
私はredditに来た当初から、控えめに言っても不正選挙を強く疑っていた。選挙結果は民意によらずコントロールされていると感じていた。その私がなぜ野党共闘を応援したかというと、上記のような制限が「業者」にあると思ったからである。つまり「全選挙区で一対一の構図を作り」「比例の名簿を野党で統一し」「国民の与党への批判が統制報道でも隠し切れなくなった状況」がそろえば、不正選挙状況下でもあわよくば政権交代、最低でも三分の一を取り返せる結果を「業者」が出さざるを得ないことになると思ったからである。
実際、そういう状況は去年に訪れていた。2016年の東京都知事選は与党側が分裂選挙(小池と増田)になり、野党側は統一候補を出せた(鳥越)。直近にあった参院選の得票数を考えれば、負けるはずのない選挙であった。ああいう状況を全国の選挙区でつくるのが「野党共闘」であり、小沢一郎が口を酸っぱくして推進した「小沢戦略」である。
そしてもちろん、小沢は不正選挙のことも知っているはずだ。
小沢が公示直前に「未来の党」を立ち上げた2012年、選挙後に多数の不正選挙裁判が起こされた。あまりにも多くの疑問票(同じ筆跡の票)が出たからだ。これは小沢が公示直前に新党を立ち上げた理由が「偽票づくりの妨害」であったことを強く示唆している。また小沢が統一比例名簿(オリーブの木)にこだわるのも、自分の党の票だけが削られていることを承知しているからだろう。小沢は不正選挙に対応しようといろいろ工夫してきた形跡が読み取れる。
そもそも、不正選挙のことを知っている政治家は小沢以外でも少なくないと思われる。たとえば前述の2016年東京都知事選。野党が絶対負けないはずの陣容であったが、結果は小池の圧勝になっている。民進党の4割、共産党の一、二割が小池に投票したとされたからだ。造反の理由は「鳥越の強姦疑惑」。何年も前の強姦疑惑が文春に取り上げられ連日メディアを騒がし、その結果票を逃がしたのだという。もちろん大嘘である。この選挙の主要候補の地域ごと得票率は他の年の都知事選のそれと一致することが確かめられているし、孫崎氏がアメリカ大使館周辺の人物が「次はユリコね」と言っていたことも暴露した。不正選挙によるものだ。
問題は、この不正選挙の筋書きが野党の候補が鳥越でないと書けない性質のものだったということだ。そして鳥越を選んだのは、野党の方なのである。
当初、野党候補として都知事選に意欲を見せていたのは宇都宮健児氏だった。ところが民進都連がそれに難色を示し、候補は鳥越に決められた。宇都宮氏へは市民連合界隈から嫌がらせがあったとも聞く。党首の岡田は投票日前日に辞意を表明した。そして基礎票の半数近くが奪われるというほとんどありえない結果にも誰も不正選挙を訴えることなく、反省もせず、かつその後も野党共闘を有効な戦術として推し続けた。どう考えても初めから負けるために鳥越を選んだとしか思えないではないか。
上記事例はいくつかのことを示唆している。
・「業者」は小池を勝たせるために野党に爆弾(スキャンダル)付きの候補を必要とした
・民進党は負けるための候補を選んだ
・その候補者選定の際に文春(CIAがネタ元と言われる)を含む「業者」と細部を詰めた
・市民連合は小池当選シナリオの一翼を演じた
つまり民進党の少なくとも幹部は不正選挙を知っているどころか、負けるための候補者選定に加担しさえしている。野党共闘を声高に叫ぶ団体もその手足となっている。
民進党幹部ごときが知っていることを、小沢が知らないわけないではないか。
(同時に「業者」が自分の出した数字に縛られていることも確認できる)
岡田は党首を辞する際「次のステップへ進む」とか何とか言っていた。その後起きたことは何かと言えば、小池へのあられもないラブコールと民進解体路線である。大きな選挙では東京都議選があったが、民進は多数の候補を小池ファーストに取られて公示の段階でもう負けていた。今回の衆院選も同じではないか?
つまり岡田の言う「新しいステップ」とは野党共闘のご破算と、民進党の解体だったのだろう。それは野党共闘を続けて安倍に負け続けることが状況的に不可能になってきたから、自公に負けるシナリオを書くことが不可能になってきたからこそ、選ばれた路線ではないか。
小沢はこの選挙でも愚直に野党共闘を進めていた。安倍は死に体、民進との合流も決まり、残る不確定要素は希望の党と維新のみとなった。あと少しで「不正選挙下でも政権交代が起きざるを得ない状況」を作り出すことが出来た。それを、前原と小池にひっくり返されたのである。
当初、「希望の党騒動は小沢が黒幕だ」とさかんに喧伝された。だが、小沢が長年作ろうとしてきた状況がもうすぐ出来上がりそうだったのに、小沢自身がそれをぶち壊すような真似をするはずがないではないか!
今、民進が分裂して、急速に55年体制のような政治勢力図になっている。保(自公)・保(希望)・革(立民・共)の三極で、どこからも小沢は排除されている。小沢が黒幕だとしたらこんな形になるはずがない。
この政治状況は小選挙区悪玉論(中選挙区制に戻せ)が「野党支持者」を中心に盛んに言われるようになったことと軌を一にしている。安倍が追い詰められてからなぜ政権交代の起こらない制度を「野党支持者」が望むのか、理由は明らかだろう。
今起きていることは小沢の目指した「政権交代のある民主主義」の完全根絶の流れだ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/708.html#c29