86. 2017年2月20日 00:43:23 : v4tlNdnxiM : yfeWfYp0ekA[9]
>84
多摩散人です。
>自然権も生存権も自然法も、まともな辞書なら見出し語となって解説されている。
生存権は私の辞書には出ていなかったがそれは安い辞書だからだろう。自然権と自然法は確かに私の辞書に出ていて、語義は書いてある。しかし、その条文つまり本文は出ていない。
憲法は辞書に語義は出ているのは勿論だが、条文つまり本文はちゃんと六法全書に書いてある。
>「超越的観念法」とは何ぞや
質問に感謝して、私の定義をここに書いておこう。「超越的」とは、あなたの言う「生存本能に由来する自然権は憲法を超越するものだ」と言うその「超越」である。「観念的」とは、条文がなく、各人の観念の中にしか存在しないという意味である。
あなたが、これが自然法・自然権の本文だというものを見せてくれなければここでの議論の対象にならないだろう。辞書には語義しか書いていない。
>ソモソモ人には自然権としての生存権が備わっている。これは何人<ナンピト>にも侵されない権利である。(中略)生存権としての自衛は許されることであり、人が作った法律に制約されるものではない。自衛隊が自衛に徹する限りにおいて合憲とするのは法律論として問題ない。(39)
とあなた自身が書いている。自衛隊が自衛に徹する限り、自衛戦争をするのは自然権・生存権の行使としては正しい。しかし、戦争を放棄している9条に照らして「合憲」ではなく「違憲」であるのは明らかである。
簡単に言えば、自然法だろうと神の声だろうと天の声だろうと、それを持ち出して自衛戦争を肯定することは出来ても、自衛戦争が憲法違反であるという事実は否定できない。なぜなら、9条には、「戦争を放棄する」と書いてあるからだ。
あなたは、なぜ自然法と背反する9条を廃止しようと言わないのか。
9条には「戦争放棄」と書いてある。69に
>ウソ発見器の前で、「専守防衛は戦争ではない」と言えますか。(69)
と私は書いたが、別の表現で繰り返そう。
あなたは、ウソ発見器の前で9条を朗読して「専守防衛は戦争を含むが、9条違反ではない」と言えますか。