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北朝鮮の金正男氏 マレーシアで毒殺=正恩氏が指示か
2017/02/14 23:49
【ソウル聯合ニュース】韓国の政府消息筋は14日、北朝鮮の故金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男で、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄である正男(ジョンナム)氏が13日午前(現地時間)、マレーシアで殺害されたと明らかにした。
正男氏はクアラルンプール空港で身元不明の女性2人に毒針で殺害されたとされる。
ロイター通信はこの日、殺害された男性が正男氏であることをマレーシアの警察が確認したと報じた。マレーシア政府筋によると、正男氏は空港のショッピングエリアで倒れ、入国審査を通過できなかった。また、正男氏が搬送された病院の関係者は、死亡した男性が1970年生まれの「キム(Kim)」だと伝えたという。
正男氏がマレーシアを訪問した理由は確認されていないが、内縁関係にある女性が同国に居住しているとの説がある。正男氏は2014年1月にもクアラルンプール市内で目撃されている。
正男氏は金総書記と成恵琳(ソン・ヘリム)氏との間、正恩氏は金総書記の3番目の夫人の高英姫(コ・ヨンヒ)氏との間に生まれた。
正男氏は金総書記が故金日成(キム・イルソン)主席から権力を継承した前例に基づき、以前から「皇太子」として帝王学を学んできた。
1990年に朝鮮コンピューターセンター(KCC)設立を主導するなど、IT・軍事分野の主要ポストを務めたが、2001年5月、息子と2人の女性と共にドミニカ共和国の偽造パスポートを所持し、日本に密入国しようとしたが、成田空港で摘発され、追放された事件を機に後継者争いから外れた。
同事件で金総書記の怒りを買い、権力の中心部から追い出され、マカオや中国などで海外生活を送ってきた。
2013年12月、張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長 が処刑されてからはシンガポールなど、主に東南アジア諸国で生活していたとされる。
金正恩政権が発足してからは北朝鮮の世襲体制を強く批判しており、正恩氏が自身の偶像化の障害となる異母兄を暗殺した可能性があるとの見方も出ている。
韓国の外交部は正男氏の殺害説について、「確認できない」としている。統一部の関係者は「金正男関連の諜報はあるが、確認中のため、話すことは難しい」と述べた。
韓国の警察は正男氏の殺害を機に、国内に居住する北朝鮮脱出住民(脱北者)への身辺警護を強化する方針だ。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2017/02/14/0200000000AJP20170214007100882.HTML
http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/186.html#c8