40. 新共産主義クラブ[-2346] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2018年10月07日 16:43:41 : V8I9lVN3xE : XxHsDi460AM[1]
>>33さん
>で、こうやって、中選挙区制潰しのコメントばかりだしよ。
中選挙区制の復活は、経団連など財界が求めているものだ。
経団連は、立憲民主党など現在の野党が中心となる政権への政権交代を想定しているのではなく、自民党内の派閥間で擬似政権交代を起こして、自分たちの利益を図ることを考えている。
中選挙区制ならば、例えば、経団連は、次の首相に、安倍晋三が指名した後継者ではなく、石破茂か小泉進次郎を希望した場合、選挙運動における自民党の派閥別の候補者間での経団連の力の配分によって、経団連の意に沿わない非自民の議員たちに政権を渡すというリスクを負うことなく、自民党内の派閥間での擬似政権交代を起こさせることができる。
◆ 経団連「中選挙区制の再評価を」 改革求め提言
(日本経済新聞,2013/1/15)
リーダーシップのある政治家を育てるため、かつての中選挙区制の復活も視野に選挙制度の抜本的な改革を求めた。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS12002_U3A110C1NN1000/
◆ 選挙制度の抜本的改革
(日本経済団体連合会,2013年1月15日)
まず、衆議院においては、かつての中選挙区制におけるメリットを改めて評価し、あるべき選挙制度を検討していくことが求められる。
参議院においては、将来的には道州制の導入を視野に入れつつ、地域ブロック制や比例代表制の見直しなどを検討すべきである。
http://www.keidanren.or.jp/policy/2013/001.html
◆ 経団連が「政治改革」提言 “政党通信簿”を復活 「中選挙区制、再評価」も
(しんぶん赤旗,2013年1月17日)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-01-17/2013011702_03_1.html
◆ 小選挙区制の廃止を求める 民意が反映する選挙制度の実現を!
(自由法曹団,2013年2月4日)
《民意の反映を捨てた「安定のための中選挙区制」》
小選挙区制を廃止すれば、ただちに民意が反映する「鏡のような議会」ができるわけではない。
中選挙区制の再評価を唱える経団連・政治改革提言には、民意が反映する選挙制度によって国民が主人公の政治を実現しようとする志向はまったくない。
提言が問題にしているのは、「優れた政治家が連続当選できないこと」などによる議員の劣化や政治の不安定にすぎず、民意の歪曲や少数意見の排除などはまったく問題にされていない。提言が語る選挙制度改革は、政治を安定させて資本の世界展開を安定的に支える果断な政治を強行するためのものであって、民意の反映など一顧だにされていない。
このことは、明文改憲による一院制や、「定数の大幅削減(例えば半減)」などが、同時に主張されていることからも見て取ることができる。
民意の反映を度外視した「安定のための中選挙区制」を考えるなら、定数3の中選挙区制がただちに導かれるだろう。
定数3の中選挙区制のもとで、同質的な二大政党はいずれも一議席を安定的に確保して「優れた政治家の連続当選」を確実にし、三議席目の争奪によって政権の帰趨を決めることになる。政権交代は「劇的なオセロゲーム」ではなく「六対四」と「四対六」程度で起こることになり、二大政党の議席の比は得票の比にほぼ対応する。
その結果、ある種の「安定」は実現するかも知れない。
だが、比例代表がなくなる結果、少数意見の切捨ては並立制より顕著になり、「二強」になるかそのいずれかと連携するしか生き残る道はなくなるから、第三党以下の離合集散や野合はますます激しくなる。
こうした中選挙区制は、民意のいっそうの集約と歪曲を引き起こす「小選挙区制の変形物」にほかならず、国民が政治の主人公となるための「鏡のような議会」とは、似ても似つかないものなのである。
http://www.jlaf.jp/menu/pdf/2013/130212_01.pdf
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/797.html#c40