7. 自由のための統一戦線[5] jqmXUoLMgr2C34LMk52I6pDtkPw 2017年3月24日 00:07:39 : dbQDxT3RTU : xfiei9ffI44[3]
Y染色体ハプロの問題は重要である。
倭人の国々が発展して、大和朝廷を中心とする国家が形成されたとすることには無理があると考える。
記紀には、倭人の国の話は出てこない。中国南部(江南地域)と倭のつながりは、魏志倭人伝が書かれた時代からすでに話題になっていた。
古代の人骨や稲のDNAからも、弥生人(倭人)が江南起源であることは明確である。
しかし、古墳時代以降の日本はそういう文明ではない。「日本皇室ベトナム起源説」とかも面白いかもしれないが、面白いだけで現実性に欠ける。
江南地方の中国人の古墳のミイラの顔をアップにして、「見よ、これがスメラの顔だ!」とかも面白いかもしれないが、やはり現実性に欠ける。
縄文の人と文明は、長い時間をかけて、大和朝廷の勢力に追われていったことは、歴史的にも確認できることである。
その一方で、日本人男性のY染色体ハプロは、「縄文系」が多数派なのである。これはおかしなことである。(倭人型Y染色体ハプロも多いが。)
種類が多い縄文系ハプロを全て縄文人だとするから話がおかしくなるのであって、「謎の四世紀」に縄文系Y染色体ハプロの騎馬民族が日本に侵入し、大和朝廷を中心とする国家を作ったとすれば筋が通る。
私が検討したところ、「縄文人のYハプロ」は「縄文系のYハプロ」と区別できる。アイヌのYハプロの構成比は研究されていて、結果は公表されている。アイヌは縄文人と古い北アジアの民族が融合した、縄文人の一種であることが分かっている。
公家、武家、渡来人、皇族のYハプロを公表しないと、差別になるのでは?私の予想では、それらの歴史集団のYハプロは「縄文人」ではない「複数種類の縄文系」である。
いくつかの古代オリエント民族のYハプロが縄文系でも不思議ではないと考える。