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[政治・選挙・NHK226] <北海道世論調査>内閣支持率12ポイントダウン!「支持しない」57% 「支持する」41% 赤かぶ
13. 宇宙の塵[238] iUaSiILMkG8 2017年6月01日 22:01:35 : xAl6pYxZPk : xE5HvqHHQXM[1]
 
>>4さん >>6さん >>7さん >>8さん >>9さん

世論調査の歴史は古く、改良に継ぐ改良を重ねてきましたが、未だ完成形には至っていません。永遠の未完成。それが世論調査なのです。
その理由は、調査対象がひとりひとりの生きた人間だからです。
人間は、自分に嘘をつかなければ生きていけない生き物だからです。

世論調査で、そのことは織り込み済みです。
だから、絶対値そのものには二義的な意味しか与えられていません。
世論調査の眼目は、むしろ「変動」にあります。
つまり、毎度毎度同じ質問を定点観測的に行い、その同じ問いに対する回答の軌跡が描く曲線の暫定終着点としての「現在」を、中長期的あるいは短期的トレンドの中で評価するのです。
 
もちろん調査対象者は調査のたびごとに入れ替わります。総入れ替えです。従って、調査のたびにブレが生じることがないよう統計学の力も借りてさまざまな工夫が施されてきました。その結果、現在は層化無作為二段抽出法やRDD方式などの手法が主流を占めていますが、それでもまだまだ発展途上ではないかと私は思っています。
 
しかし、それでも、恣意性の排除という点においては、ネット調査や街頭調査に比べ圧倒的に信頼性を置ける代物なのです。
なぜなら、ネット調査は組織的動員のかかる余地が生じるからであり、街頭調査は調査事項に関する意識の高い人たちの回答比率が必然高くなってしまうからです。いずれも、分母に著しい偏りを生ぜしめることとなり、国民の平均像というものから大きくかい離したものになってしまうことを防ぎ得ないのです。
さらに、テレビの報道番組やニュースショー番組の場合は、これら2つの要素が同時に入り混じることが容易に起こり得るため、信ぴょう性が益々保たれないものとなってしまいます。
 
私は、冒頭述べたように現在の各種世論調査が国民の平均像に肉薄できているかはまだまだ覚束ないように思っています(結果を見ての私の主観ですが)。しかし、調査結果に恣意性があるかどうかについては、私は「ない」とみています。なぜなら、それは世論調査の唯一の虎の子である「変動」を自ら破壊することであり、自殺行為となってしまうからです。
但し、特定クライアントからの発注による単発の商業分野の世論調査等(商品評価など)では、細部において脚色が付けられることは稀に起こり得るかも知れませんね。
 
 
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