5. 2018年6月27日 01:57:01 : VyC5tzMRRk : X@lDSpDTW8E[1]
日本刀は嫌いではありませんが本物の真剣は現代物であっても高価で手が出ない。
無名ですが脇差の短いものを一振り所有しています。
各都道府県の教育委員会が真剣の登録を担当しています。
登録は所定の用紙に書き込むだけですのでご興味があれば一振りどうですか。
真剣を作っておられる方は製造本数に制限がありまた必ず毎回同じ品質の刀を作れないので大変ご苦労されています。
現物を見られたら工業製品では無い何というか独特の存在感があります。
というよりこんな複雑なもの良く作ったなというような感じです。
しかし所有すると手入れが物凄く大変で湿気があると錆びます。
時代劇で出てくる武士のような光輝く刀を扱うカッコ良い感じとはほど遠い。
外人さんが日本刀の工房で修業をされてナイフとか刺身包丁を作ってネットで販売されて有名になっておられます。
例えばYAHOOオークションのアンテイークの分類で多くの出品があります。
真剣は無理だが観賞用として引き締まった空間の雰囲気を味わいたいのでしたら錆びないで手入れも不要の模造刀があります。
鉄では無くて特殊亜鉛合金で作られていて切れませんが真剣のソックリさんです。
これは登録の必要もありません。
ただし外人さん用で観光土産の安物も多く出品されていますので注意して下さい。
時代劇やヤクザ映画で出てくるのは危険過ぎるので総て模造刀です。
実際に真剣を使った武術の訓練では抜刀道があります。
水をかけた畳表を巻いたものを切断します。
これがまた驚くほど物凄く難しい。
未熟だと刀が曲がる折れる欠けるあるいは食い込んで抜けないなどで絶対に切れません。
勿論この方達は居合道を究めた方です。
従って日本刀を使った事件がありましたとニュースで簡単にいわれても現実はどうなんでしょうか。
小説に出てくる宮本武蔵のような感じでの一刀両断は現実にはもしかしたら無かったかもしれません。
セコイ話ですが一本数十万円から数百万円するかもしれない真剣では余りにももったいなくて出来ません。
居合道では練習で真剣そっくりですから模造刀を使用します。
手慣れになられると居合の伝説と同じで刀の移動速度がビックリする程物凄く速いです。
普通は棒振り剣道次に本格的な剣道次に居合道次に抜刀道のように修業が進むようです。
この辺りも有名な先生が書かれた本が出ていますのでネットで調べて下さい。
日本の武術には剣道、柔道、空手道、古武道などと総て道の漢字がつきます。
このような本の中に所謂百人切りという中国で行われた試し切りの斬首の写真も載っていますから本当にあったようです。
勿論その軍人はその道の達人で証拠写真もありましたので有罪になっています。
試し切りで使用した刀はほとんど使い物にならなかったようです。
YUTUBEでも流れていますが竹林で肉厚の太い生竹をお気軽にポンポン音をたてながら切っておられる動画があります。
絶対に真似するなといいつつ切断している様子が本来の真剣のあるべき姿でしょう。
常人には絶対に真似出来ません。
気軽に切れないはずのものが切れるというこれぞ抜刀道を究められた達人の世界です。
従って真剣というものは安易な思い付きでは無くて真面目に対応すべきものだと考えます。
アーミー関係が好きな方は軍刀とかサーベルとか指揮刀とかの方面になりますので日本刀とは違う分類のように思われます。
なお燃える石つまり石炭が無いので苦労して探して油が多い松の木をたたらで使ったそうです。
鉄を溶かす温度まで上げるのは松の木しかなかったので日本の海岸には松の木が多くなった。
銅しか溶かす術が無いので鉄製の武器に負けるのは極当たり前。
しかし実際には銅製の武器の表面には鉄製の薄板が巻かれていたそうです。
原料が砂鉄で松の木だから独特の成分含有率のたたら製の鉄が出来上がったらしい。
しかし最高の原料は北朝鮮の白頭山近辺で採れる砂鉄なんだそうです。
この投稿は何かテーマがごちゃ混ぜのような感じなのでご参考まで。
真面目に鍛錬しておられその道を究められた方は人としての雰囲気が全く違います。
http://www.asyura2.com/18/senkyo246/msg/836.html#c5