8. 2017年3月17日 08:46:26 : GYFufS1l8g : WYytcdiMhJY[1]
PKO日報 統幕幹部、非公表を指示 特別監察実施へ
産経新聞 3/17(金) 7:55配信
南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊が昨年7月に作成した日報の電子データがこれまで「廃棄した」としていた陸上自衛隊で保管されていた問題で、陸自がいったん公表を検討したが、防衛省統合幕僚監部の「背広組」といわれる幹部が保管の事実を非公表とするよう指示していたことが分かった。複数の防衛省幹部が16日、明らかにした。稲田朋美防衛相は16日、自身が直轄する防衛監察本部に特別防衛監察の実施を指示したと表明。安倍晋三首相も徹底的な調査を指示した。
稲田氏は16日の衆院安全保障委員会で、自身の主導による隠蔽(いんぺい)を否定した上で「防衛省・自衛隊に改めるべき隠蔽体質があれば改善したい」と述べた。「事実ならば国民の信頼を大きく損ねかねない」とも語り、続投して調査の早期実施に取り組む考えを示した。
日報をめぐっては、昨年10月に情報公開請求があり、陸自派遣部隊とその指揮にあたる中央即応集団司令部を調査した。
データは廃棄され「不存在」と回答したが、稲田氏の指示で行った再調査で統合幕僚監部にデータが保管されていたことを確認し、2月に公開した。ただ、再調査でも陸自内に日報は確認されなかったと説明していた。
菅義偉官房長官は16日の記者会見で、稲田氏が再調査を指示しても防衛省の報告は「不存在」だったと説明。特別防衛監察について「稲田氏の強力な政治力を発揮して今やっている」と述べ、稲田氏の辞任は「全く考えていない」と述べた。
民進党の今井雅人氏は衆院安保委で、この問題を報じた15日のNHKニュースで防衛省幹部が「隠蔽」を証言したとして「防衛省のガバナンス(統治)はどうなっているのか」と追及。稲田氏は「秘密保全も含め改善していきたい」と答えた。民進党の蓮舫代表は記者会見で「稲田氏は即刻辞任してほしい。任命した首相には引導を渡す役割がある」と述べた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170317-00000078-san-pol