2. 未来のTOW[89] lqKXiILMVE9X 2017年4月25日 03:53:12 : 93jWky5N4w : ws9ny5g1OZw[1]
これはいい論評だ。
いつもの「反安倍」一辺倒かと思ったが、左派というか反自民派の問題点を指摘し、その解決策も提示している。
これは称賛に値するだろう。
少なくとも、「反ジミン」で思考停止してしまっているより何倍もいい。
内容に同意できる部分もある。
今、「野党共闘をしなければ安倍政権を倒せない」という風潮がある。
しかし、それは説得力に乏しい。
過去の民主党による政権交代でも、野党共闘など全く聞かれず、
共産党は協力など一切していないからだ。
過去、民主党にできたことが、民進党にできないはずがない。選挙制度も今と同じ小選挙区制だ。
「未来の党」に批判的なのにも驚いた。
確かに、総選挙直前でのあの分裂劇は、マイナスイメージしか抱かなかった。
「小沢信者」の多いここではあまり聞かれないが、未来の党の大敗の原因はあのタイミングの悪さにあったと言ってもいい。
内容には同意する部分も多いが、問いかけたいこともある。
「自由党という政党は、何を売りにしていくのか?」ということだ。
自民党や民進党なら、何も言わなくても票を入れてくれる利益団体がある。
公明党なら創価学会信者だし、共産党は長い歴史での党員たちがいる。
おおさか維新なら関西圏での地域振興、地方分権を打ち出しているし、社民党なら社会党以来の護憲・福祉路線がある。
しかし、自由党にはそれがない。「他党とは違う個性」というやつがないのだ。
財政出動にしろ、積極財政にしろ、自民党と間違いなく票を食い合うだろう。言ってることは「アベノミクス」の延長でしかないからだ。
最近の小沢氏と自由党の保守化路線で、他党との違いが見えにくくなった。
反消費税も、民進党との合流を視野に入れているのか低調になったし、反原発は社民や共産がもっと積極的になってやっている。
基地問題にしろ社民や共産なみに候補者を擁立しているわけではないし、国連軍参加も言及した小沢氏に護憲・平和が似合うとも思えない。
デモ、政治活動も結構だが、「我々の党はここが違う」という信念を持っていなければ、既存政党に食われて終わりではないだろうか。
だが、最近の状況を見るに、小沢氏は野党共闘に傾き過ぎ、自由党の存在を忘れているような気がする。
民進党との調整・将来的な合流は議席維持には最も確実な方法だが、果たしてそれはいいことなのだろうか。
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